河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

音楽そのものが最初から「複製できるもの」という性質を持ってい
て、ラジオやテレビで無料で大量に流しながら、一方で、大量に頒
布しているCDの複製を問題にするってのが矛盾を含んでいるのは当
り前なんだけど... 

In article <3FB5CF4B.8F2D2631@dd.iij4u.or.jp>, "Shibuya, Nobuhiro" <shibuya@dd.iij4u.or.jp> writes
> 音楽以外の面でやってきた手段が拙劣なこともさておいて

音楽に対する付加価値で音楽業界は食べて来たはずなんですよね。

    ラジオやテレビの無料ソフトの供給
    ライブの参加
    ジャケットやライナーノーツ
    音楽雑誌

一方で、これらの付加価値をそこなうようなことばかりやっている。

逆にそういうものだけに気を取られて肝心の音楽の質を向上できて
ない。

> 新興勢力が市場に参加する突破口としてやっていく方便として
> てめえらが限られた一部のジャンルの音楽しか提供してこなかった
> ことや、そのため結局どれもこれも似たり寄ったりなすぐ飽きる
> 腐りやすい音楽しか売っていないのかに知らんぷりを決めているわけね

むしろ、駄作を大量に作る方に集中してしまっているわけね。まぁ、
どんな音楽作っても同じ値段なんだから、良いもの作る方が馬鹿な
わけだけど。知らんぷりというよりは「他の音楽を売る仕組み」を
圧殺して来た業界なわけだよな。

> ひねくれた中年に若者を侮蔑させる音楽とか、
> 老人に性の悦びを奮い立たせる音楽とかつくってみいや
> そしたら見直すぜ

まぁねぇ... おんなじ音楽ばかり流している喫茶店とか、つまらん
ラジオとか、ネットワークなのにon demandでない音楽提供とか、
わけわからんものを作り上げて来た人達だからなぁ。

でも、Internet での配布はそういうものを変える可能性はあると
思うんですけどね。

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus, 
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科,