河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <3f76a06f_4@news.premium-news.net>, "Muraki" <muraki_n@doglover.com> writes
> そしたらまた作る事業を開始する。誰も使用しないピラミッドを延々と仕事にした
> 場合
> これは経済の有効需要として機能するかどうか。

自分のない頭で考えたら? 今は、国内需要、それも、団塊の世代
の上の世代の需要が問題なんだよね。

延々とした仕事の給料は誰かが払うんですよね。ま、国にでも払わ
せれば良い。で、その分は借金になるわけだ。で、その借金は「成
長した分で払えば良い」ってのがこれまでの考え。残念ながら、そ
れは成立しないのはみんな知ってます。1000兆円に近い借金が既に
あるわけだし。

で、その借金は、将来の増税で賄われるのは、もはや世間の常識。
結局、もらった分、とられるだけです。そのような状況かでは単純
に給料があっても、それは消費されないってもの経済学の常識だな。

結局、生産性が増加しない状況では、経済成長は人口増加に比例す
るっていう基本原則が勝っているだけだ。

> 河野氏なんか、地球環境汚染を防止するため、有効需要の低空飛行で行くしかないと
> いう意見のようだ。
> 誰かのレスにも、公共事業は使って何ぼという信仰者がいた。ご意見を待つ。

In article <3f76a2b6_5@news.premium-news.net>,"Muraki" <muraki_n@doglover.com> writes
> 莫大な赤字国債を累積し続けるとしよう。
> 公共事業だろうと戦費だろうとなんでもよい。
> 返済がおぼつかない借金財政を続けた場合、本当に破産するか。
> 破産を回避する姑息な政策はないか。国民の痛みなどどうでもよいとする。

これは経済学の背理法の証明を使うらしい。

レーガノミックスは、行政改革と減税の組合せですけど、極めて当
り前のものだよね。これを、行政改革と増税の組合せという驚くべ
き組合せで、どつぼったのが橋本政権なわけだよな。今度も、当り
前のことをできずに、どつぼってしまうのでしょうか? 

前倒し減税と、消費税上げによる年金問題の解決、そして、行革に
よる減税の推進という簡単な解決しかないと思うんだけど。違うの?

ここで、公共投資に走り借金を増やせば、待っているのは、その背
理法による国債の暴落、つまり、長短期金利上昇です。これが景気
を良くするわけもなく、国債費を増大させ、財政赤字をさらに拡大
させるわけだな。ここで日銀の選択は国債買取りによるインフレし
かなくなります。つまり、金利よりも大きなインフレを起こせば借
金は目減りするわけ。年率10-20%程度のインフレが目標になるかな。
ただ円安をアメリカが容認するとは思えないけど... 

ま、というわけで、日本の経済危機の様相はだんだんわかってきた
わけですけど...

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Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus, 
              PRESTO, Japan Science and Technology Corporation
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科, 
           科学技術振興事業団さきがけ研究21(機能と構成)