河野真治 @ 琉球大学情報工学です。

In article <koabe-390064.07170731052003@news.fu-berlin.de>, ABE Keisuke <koabe@mcc.sst.ne.jp> writes
> えーっ。あるのー?
> 前回のやりとりというのは何度か触れられているのは
> みましたが、私が示したような形でまとめたものが
> あるという指摘は、これまで見落としていたようです。

あるんです。が、このビデオのやりとりに関してはあまり触れられ
てません。そういや瀬尾さんも、もう見ないですね。

> でも、「あるんだ、既に」というのではなく、具体的に
> どの記事か示していただいたほうが親切だと思います。

僕が持っているのは95年のだな。とりあえず、それを付けてみます
ね。

> (1)法解釈の問題としては、今回のようなケースがどう判断
> されるか判例が定まっていないが、通説的理解ではおそらくは
> 著作権侵害に当たるだろう

それは間違いです。って何回も言っているのに...

> (2)著作権者に許諾を得ようとしても、はっきりと定まった
> 手続き、明朗会計にはなっていない
> という線が現状だと思いました。

これは、僕は、そういう許諾を得ることが困難な状況を故意に作っ
ているとすれば、本来は、それを取り締まる法律があるべきなんだ
ろうと思います。公取法みたいな感じ? 

こっちの方が健全な文化の発展を阻害していることは確かだよな。

> が、そんな前提に至るまでに、大変時間がかかった。
> 議論を行うべきは、こうした前提をもとにどう考えられるか、
> ではないのですか。

それでもいいけど。

---
Shinji KONO @ Information Engineering, University of the Ryukyus, 
              PRESTO, Japan Science and Technology Corporation
河野真治 @ 琉球大学工学部情報工学科, 
           科学技術振興事業団さきがけ研究21(機能と構成)


Newsgroups: fj.news.policy,fj.soc.copyright
Subject: [8th Proposal] fj article copyright status
From:    seo@gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp (Seo Yuuzou)
Message-Id: <SEO.95Jul22161452@smri03.gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp>
Date:    22 Jul 95 07:14:52 GMT

フォローの形で提案すると提案と受け取って頂けないようなので、形式を改め
てポストします。

# 番号が重なっていなければ良いのですが。

内容も、沼田さんの御意見などを入れ、一部改めました。今後も改訂は続けま
す。引続き御意見をお待ちしています。できるだけ、わかりやすく、具体的な
形でお願いします。ある程度内容が固まった段階で、この文書の自由利用を認
める記述を追加します。

提案内容:以下の文書を定期投稿する。

提案理由:fj での著作権に関する現行の取扱基準を確認するため。

=======================================================================
以下は、fj における著作権の取扱に関する注意事項です。

本文書に対する批判、改良案等を歓迎します。御意見は、fj.soc.copyright 
と fj.news.policy にクロスポストして下さい。これらを反映した改訂版を、
年二回程度の頻度で、定期投稿したいと考えています。

                                瀬尾@磁気メディア研究所.総研.三菱化学
                                      seo@media.rc.m-kasei.co.jp
------------------------------------------------------------------------

                fj における著作権の取り扱いについて
                ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

1. はじめに

  fj とは、"fj." で始まるニュースグループ名の付けられた記事を配布・交
換することによって成り立っている、公開されたコミュニケーションの場です。

  fj は誰でも読むことができ、誰でも記事を投稿することができ、誰でもこ
れを配布することができます。

  ところで、fj が公開された場であること、バケツリレー的な記事の転送メ
カニズムで成り立っていることから、fj に記事を投稿し、あるいは配布する
際には著作権に関していくつかの注意を払う必要があります。

  本文書は、これら fj への記事の投稿、配布に際して必要な著作権上の注意
事項をまとめたものです。


2. fj に投稿する際の注意事項

(1) fj に記事を投稿するということは、投稿者の責任でこれを公表するとい
う意味です。公表することが許されない記事を fj に投稿してはいけません。
以下のような記事を投稿することは著作権の侵害となります。

    ・他人が著作権を有する作品を、著作権者の許可なく投稿すること。
    ・他人の著作物を改変した作品を、著作者の許可なく投稿すること。

なお、正当と認められる範囲で他人の著作物を引用することは原著作者に無断
で行うことができます。何が許されて、何が許されないかわからない時は著作
権法を参照するようにしましょう。元著作者の許諾を得るのも確実な方法です。

(2) fj に記事を投稿するということは、fj のバケツリレー的な記事の転送メ
カニズムにその記事を委ねるということを意味します。そして、 fj の記事の
転送メカニズムには、投稿された記事の送信、複製、公開が含まれています。
従って、fj に記事を投稿するという行為には、fj の配布を行なう者に対して
これらの送信、複製、公開を許諾するという意志表示が含まれているものと解
釈されます。このような行為を認めたくない場合は、配布範囲をローカルに限
定するようにしましょう。具体的な方法については、各サイトの管理者に聞い
て下さい。

(3) fj に投稿された記事の著作権は、前項に述べた制限を受けるものの、依
然として著作者 (普通は投稿者) が持ち続けます。記事の自由な利用を認める
場合は、記事中にその旨を記載してください。

(4) 記事の著作権は投稿者が持ち続けますが、fj は海外にも配布されており、
必ずしも日本の著作権法で保護されるとは限らないことに留意して下さい。


2. fj を配布する際の注意事項

(1) fj の記事の配布にともなう記事の送信、複製、公開は、これらの記事の
著作者によって暗黙の許諾を与えられているものと解釈されます。しかしなが
ら、これらの許諾はあくまで記事の配布に伴う送信、複製、公開に限定されて
いることに注意して下さい。

(2) fj の記事を配布するという意味は、一連の記事を継続的に配布するとい
う意味です。特定の記事のみを選択して利用する行為は fj の記事の配布では
なく、それぞれの記事の著作者の個別の許諾が必要です。

(3) 前項でいう一連の記事とは、ニュースグループによって識別されます。fj
の配布にあたっては、特定のニュースグループのみを選択して配布することも
認められています。

(4) fj はバケツリレー的な記事の転送メカニズムで成り立っています。fj の
配布を行なうものは、配布された記事を更に他に配布する自由を保証しなけれ
ばなりません。

(5) 記事の配布に際して、記事の内容を改変してはいけません。但し、コード
の変換や Path ヘッダへの追加など、転送に際して必要、妥当な範囲で機械的
処理を施すことは認められています。

(6) 記事の配布は、配布を行なう者の自由と責任の元に行なわれます。配布手
段は任意であり、配布に際して料金を徴収することも認められています。

(7) 配布、公開することが不適切であると判断される記事については、配布者
の自主的判断によりこれを削除することができます。但し過度にこれを行なう
こと (= 検閲行為) は良いことでないと、多くの人が考えています。なお、一
定期間で記事を削除すること (expire) は、一般的に認められ、かつ行なわれ
ています。

(8) 記事の削除はまた、投稿者の権利でもあります。投稿者が cancel を要求
した記事については、可能な範囲でこれを削除して下さい。


3. fj を読む際の注意事項

(1) fj の記事を読むことが自由であることは当然ですが、更に特定の記事を
自分の個人的ファイルにコピーすることも認められています。

(2) 個々の記事の利用、即ち、これを複製して他人に配ること、あるいはこれ
を加工して新たな作品を作り出すなどの行為に際しては、個々の記事の著作者
の了解が必要です。もちろん、これを認める旨の記載が記事中にある時は、そ
の記載にしたがって利用できます。また、私的な複製や引用など、著作権法で
認められた範囲で利用することもできます。
--
                                seo@gssm.otsuka.tsukuba.ac.jp
                                 経営システム科学 944225 瀬尾