《心ある国民諸君に訴えたい。これが危機でなくて何か?》

保護条約であり自立心を奪う安保の欠陥の上に、
さらにこのたび、
自ら格下にしたうえ自立心を奪う憲法改正法の欠陥が重なった。

これで2重3重に重複して、アメリカの保護に頼る国民意識へ傾斜していくだろう。
これらをこのまま放置すると、どんな隷属の歴史がやってくるかわからない。

国家国民の危機だ。

これを危機といわずしてなんという。

国家国民は今や隷属の危機に直面している。



こころある国民に訴えたい。
これが危機でなく何か?


《内向き世論に変化した状況を直視すべき、これが危機でなくて何か?》

その後の経過を直視すべきだ。

日米安保の欠陥を放置したため国民のやる気を奪い、しらけさせた後と似たものになっている。
国民を白けさせ、やる気を奪った結果が出ているじゃないか。
世論がすっかり内向きになっている。

憲法改正手続き法が成立したのだから?
今までにも増して、憲法改正機運は盛り上がって当然だ。
憲法改正論じゃは多いのだ。
多方面からいろんな改正案が提示され論議は花盛りになっていて当然だ。

が?
法案成立の翌年5月3日憲法記念日、
新聞各社が伝える記事によると、
憲法改正機運はまるで水でもぶっかけたように沈静してしまっている。
国民はしらけやる気を失っている。

これじゃ、「片務条約を正さす放置し、国民のやる気を奪い、しらけさせた日米安保改正後に見る従属の歴史が再来する。」
という谷村栄の警鐘がいよいよ現実味を帯びてきた。

心ある国民諸君に訴えたい。
これが危機でなくて何か?