NGMPの部分に適当な注釈をつけました。乞う御批判。

○『管理行為』とは?委員会は何をするんかい?
   『管理行為』の厳密な定義はNGMPにはありませんが、狭義では、コント
   ロールの発行、広義では、CFDに関連したあらゆる管理人(委員会)とし
   ての行為を指します。CFD関連では管理人は必ず節目ごとにNG管理グループ
   に広告することになっています。

   委員会は、結局のところ、newgroup, rmgroup, checkgroupsのコント
   ロールに御墨付きを与えるのが仕事で、実際の発行は他の人(例えば塚本
   さん)にお願いしたりすることもあります。
   
   NGMP6以前は、全てのコントロールを委員会が支配しているように読める
   文面でしたが、RFC 1036に規定されているversion, sendsys, cancel
   を委員会が管理する理由は無い(ややこしいcancelは特に)ので、委員会
   業務からはずしました。

   もちろん、委員会がmoderationを行っているグループでは、moderator
   として不適切な記事をcancelすることができます。

In article <ngmp6.5.part4.20040724@fj-news.org>, 
committee@fj-news.org wrote:
:3.9 管理行為の実行 (Execution)
:管理人または代理人以外のものが発行したnewgroup、rmgroup、
:checkgroupsコントロールメッセージは、fjでは無効とする。委員会は
:これら以外のコントロールメッセージを管理しない。


○『沈黙期間』とは?
   短い文章ですが、ここがCFDのキモの一部です。

   議論を延々続けるのではなくて、CFDで区切りがついたら、一定期間は議論
   を禁止する。そのことで、CFDの結論(ニュースグループを作るかどうか等)
   の結果を現実として維持することができます。

   また、CFDが『同一』かどうかが、沈黙期間を要求されるかどうかの分かれ目
   になりますから、CFDが『同一』かどうかは非常に大事です。それを判断する
   のが、担当管理人の仕事になります。CFD内容は予測できないので、どうして
   も『人間の判断』が入ってくることになります。

:3.10 NG管理行為の再CFD
:同一内容に対する再CFD(Repeated CFD)は、先行するCFDの開始時から3
:か月以内は認められない。



○あらゆる管理行為には異議を出せるし、委員会は返事を書く必要がある。
   異議がでなければ、管理行為は正統性を持つ。
   
   この3.12の異議は、『NGMPにそって行ったと委員会が主張する管理行為』
   が間違っている時に、fj参加者が異議をだし、差戻しを要求できる根拠と
   もなっていますが、同時に異議を受け付けるのが一週間であることから、
   『理由の如何を問わず』委員会が行った管理行為は一週間異議なく過ぎれば
   承認されたことになる、という委員会に御墨付きをあたえることにもなって
   います。

   委員会が参加者の異議に同意すれば、管理行為を差し戻しますが、
   同意できない時は異議を却下し、異議を申し立てた参加者は、世論に訴えて
   CFVを行うことができます。文句をいうなら、人を説得して数で示してくれ
   ということです。

:3.12 管理行為への異議と差し戻し
:3.12.1 異議申し立てと検討
:fj参加者は管理手続きに問題があると考えた場合、その管理手続きの公
:表から1週間以内に委員会に対して異議を申し立てることができる。
:[解説] 1週間以内の異議というのは、NGMPではすべての管理行為の公表
:から実施ないし決定までには1週間以上あけるように設計されているの
:と整合させるためである。この期間を過ぎての異議は認められない。
:3.12.2 変更投票動議
:異議申し立てに対する委員会による対処の変更を求めて、参加者は管理
:行為変更投票動議を申し立てることができる。


○委員会は、緊急時に管理行為を先に実施し、あとからCFDを出せる。
   この場合、期限切れの裁定はなく、CFXで決着をつけることになる。

   極稀に、議論をするより先にコントロールを出した方が良い場合が
   あります。例えば、wackyがfj.news.policyで喚いているのでウル
   サイとかいう場合ですね(嘘)。いえ、例えば、阪神大震災の時、
   ニュースグループが爆撃されているような時、その他予測できない
   非常時には、委員会は、moderationを含めていかなるニュースグル
   ープでも直ちに作成、削除できます。その結果は後日のCFD/CFXの
   結果に従う、ということです。

   この項目は非常に強い権限を委員会に与えていて、あらゆる改編を
   (少なくとも一時的には)委員会名で行うことを可能にします。

   ただ、これを利用して、NGMPを改編することを可能にすると、ナチ
   の全権委任法のごとく、『NGMP全文を削除し、1行、fjでは松田
   がニュースグループ改編を決定する』とすることができますから、
   そういうことができないように、釘を刺してあります。

:3.13 委員会による緊急の管理行為
:委員会はNGMPで規定されていない事態で、fjにとって緊急に必要と認め
:られる場合、CFDの提出と同時に管理行為を実施することができる。
:上記の管理行為とはニュースグループの作成、廃止、変更をさす。本規
:定を根拠としてNGMP自体の変更、およびNGMPにより委員会に委託されて
:いる業務を拒否すること、NGMPの規定に明確に違反する管理行為をおこ
:なうことはできない。
:上記の管理行為がCFXにより承認されなかった場合、委員会は管理行為
:の結果を速やかに原状に復さなければならない。

-- 
松田@NY