"Kiyohide Nomura" <knomura@maya.phys.kyushu-u.ac.jp> wrote in message news:5fbrtkujg2.fsf@maya.phys.kyushu-u.ac.jp...
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> アメリカ軍、存在しない大量破壊兵器を探し求めてイラクでゲリラ攻撃に巻き
> 込まれているわけですか?
> # もう5カ月経ってますがね。

重点はイラク復興のための治安活動でしょう。軍によると、長くかかる、と。
それは、二年かかるか、四年かかるか分からない、という表現です。
また、援軍・多国籍軍の投入を求めています。

現在の経緯を解く鍵は、「多国籍軍」。

さて、その地域の事情となると、複雑な背景というものを考慮せざるを得ないわけで、
例えば、イラクとパレスチナとの関連とか。この点、戦争という事態の同時進行は、
慎重に抑制されています。しかし、非常に興味深い歴史上の動きが感じられます。

Sankei Web(産経新聞社)
パレスチナ自治政府新内閣にフセイン政権の影
http://www.sankei.co.jp/news/030914/0914kok067.htm


>  【ロンドン=土生修一】イラク戦争の開戦1か月前に、英政府内の情報組織
> がブレア首相に「イラク戦はテロの危険性を高める」と警告していたことが、
> 11日明らかになった。
>
> 統合情報委員会は今年2月、「イラクがアル・カーイダへ生物・化学兵器を提
> 供しているとの情報はないが、イラク進攻で政権が崩壊すれば、こうした兵器
> がテロリストに渡る危険が高まる」と首相に報告していた。

ということは、「こうした兵器」が存在する、という前提かと。


> 「フレンチフライ」復活を 米下院議員、和解訴え

民主党議員ですから、あり得る戦法ですが、この和解が何を意味するか、
ということについては、
以下のような情報と併せ考える必要があるでしょう。
というのは、これも多国籍軍。民主党の立場は、
原則としてはイラク戦争容認であり戦後復興。
この会議で、英独仏3ヶ国の意見調整が行われる予定だそうです。

Sankei Web(産経新聞社)
英独仏首脳、20日に会談 イラク多国籍軍を協議へ
http://www.sankei.co.jp/news/030916/0916kok133.htm


> イギリスのブレア政権の危機が先か、アメリカのブッシュ政権の危機が先か?

ブレア政権は、上の会議での成果を願っているでしょう。

米国の場合、選挙戦と国益・国際的地位とに微妙な均衡が重要な課題となるので、
すぐに危機ということはないでしょう。というのは、
へたをすると、国際的な脱米運動が米国を追い詰めることになるのであって、
その背景にはイスラム勢力が控えているわけです。

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