《厚労省、これで御上?御上の値打ちなし》

事実で語ろう。

知人の土建屋が市の工事をやった時の話だ。
「土曜で担当と連絡が取れなかった」

「公園の階段工事をしてたところ、」
「階段の段数を増やす必要が出てきた」

公共工事には大原則がある。
「監督と相談し指示のもと行わなければいけない」

が?
土曜で連絡が取れず、その日、工事を中止するわけにもいかない。(損害が大きい)

①そのまま、設計通りでやる、これでも何とかなったが、1段の高さが高くなり、年寄りや子供に不便になる。仕上がりが悪いと叱られる可能性あり。

②2か所ある階段の一か所だけ段数を増やす。その場合、見かけが良くない。叱られる可能性あり。
③段数を2か所とも増やす。=ただし、叱られ、工事屋の自腹となる可能性が強い。

工事屋はこの選択に迫られ、
「どうせ怒られるなら、最高のものにして怒られよう。」「自腹でになっても良いものを造って怒られよう」ということで③を選択したという。

担当に「どうせ怒られるなら、最高のものにして怒られよう。」ということで③を選択しましたと説明したところ?

なんと、怒られるどころか、褒められ、追加工事代金までくれたという。

「民の行う善行は伸ばす?」「いいところあるよ」さっすが御上。みな言った。


《県もどうですか。》

その土建屋が川のしゅんせつ工事をやった時の話だ。
4業者が同じような工事を同時期に行った。

しゅんせつの前に、草刈りを行う必要があり、草の根まで取って除けなければいけなかったと言う。
草の根を除ける代金はすごく高い。

ところが?
どの現場も、草の根は設計どおりなかったのだという。
この場合(処理業者と掛け合い伝票を設計どおり用意すればもうそれでokになる。見て見ぬふりをする。少ないと大幅減額になる。)

ところが、この土建屋は、ありのまま正直に届け出た。
(他は皆伝票を増やし対応した。ある業者は金を増やそうと?大幅に伝票を増やして持って行ったが、金は全く増えなく、相対的に金を値切られた結果に終
わったそうだ。御上はちゃんと見てる。)

正直に届けると、量が減るわけだから?
当然大幅減額になると思いきや?
県は「なんと、減額どころか、少しとはいえ、いろんな名目で金額を増やしてくれたという」

「民の善行は褒め伸ばす」

さっすが御上。
「いいところあるなあ」
業者うちで、話に花が咲いたそうだ。

その土建屋は感激して、「今後も一層、正直に奉仕する」と決意をかたってた。

《政道も正される》

大岡裁きじゃないがよ。
「民の善行は褒め伸ばす」
こうしてこそ御上の値打ちが出る。

「さっすが〜」「さっすが御上」と思う。

話が広がり、善行をするものが増える。

政道も正されるというものだ。