現代の民主主義の最大の危機は、ジャーナリズム、オンブズマン、この二つし
か政府、自治対、議会、への監視機構がないことだ。
選出された議員が賛成、反対で多数決すれば、それが民意であり、民主主義だ
と錯覚させられている点が、ファシズムの格好の餌食されている。

創価学会のような宗教団体が公明党への集票マシーンとして機能し、
政教一致が歴然と行われているということは、何を意味しているのか。
その宗教に取り込まれたところで、議会も政府もノーチェックになるというこ
とだ。


米国では愛国法により、政府批判ができないジャーナリズムとなっている。

これでは、少数意見が忌憚なく多数意見を批判し、少数意見が多数意見に成長
する可能性を保障する制度である民主主義が機能しない。つまり、多数意見の
固定化、多数意見の偽造、選挙民のロボット化、民主主義というものが冒涜さ
れている。

学問がないのである。
われわれは、第二ロケットの噴射に取り掛からねばならない。
それは、民主主義の制度というのは、監視機能が研究されて監視機能を補完し
なければ民主主義の理念が実現されないからである。

政治監視学を提唱する学者はいないのか。出て来い。