佐々木将人@函館 です。

>From:小野 文弘 <newjp4@hotmail.com>
>Date:2003/06/26 18:54:15 JST
>Message-ID:<20030626184754.3715.NEWJP4@hotmail.com>
>
>そこで、石の死活や地の計算を終局時に
>自動計算してくれるインターネット対局ができるところを
>知りたいのです.

原理的に存在しないかもしれません。
(私が参加している有料サイトも
 死石を取り除くことは自分でやらないといけない。)

まずある局面において死石を全部取り除いた後で
その地を計算するプログラムは現に存在しています。
それはインターネットを使わない、人対コンピューターの
対局ソフトにも標準装備されていると言っていいくらい。

次に部分的に死活を判定するプログラムも存在しています。

しかし何をもって終局とするかと言えば
「双方が死活や地について合意した時」なんですな。
例えばプロの9段が見れば、手順次第で死ぬ石であっても
その手順を殺す側が見つけられなくて
双方が「生きていますね」と確認していれば
それは生きている石な訳です。
そうすると終局時に死活をプログラムが勝手に判断するのは
ある意味「日本囲碁規約違反」の
好ましくないプログラムだということになるので
原理的に存在しないのでは……と推測する次第のものです。

なお余談になりますが
何をもって終局となるかのトレーニングには
中押しではない最後まで進んだ碁(いわゆる作り碁)の棋譜の
ラスト50手だけを並べてみるって方法が
ヨセの勉強にもなっていいと思いますし
この方法がまだ荷が重いというのであれば
福井正明5段の「五路盤問題集」「五×五・五道盤上達法」を
詳細に検討するというのがお勧めです。
(5路盤の問題だとせいぜい5手くらいで決着がつくんで。)

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cal@nn.iij4u.or.jp  佐々木将人
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