《周辺国が歓迎するからと言って、やって良いことと悪いことがあるだろう?》

久間長官は日本の専守防衛を「周辺国から理解され、歓迎されている」
という。

「周辺国が歓迎すれば良い」と言うのですか?

たとえば、中国がロシアと軍事同盟を結び、
「中国は、中国の領土領空以外には一切、軍事行使はしません」
「たとえ日本や韓国から攻撃を受けても、反撃はしません、反撃はロシア軍に頼みます」
と宣言し、専守防衛と言って標語を作り、国是にしたとする。

中国軍はロシアの州兵化するわけだ。
奴隷の国の国防論だ。

日本は反対するのですか?
久間防衛庁長官は、この中国の方針に対し、反対するのか?

中国がロシアの奴隷の国になることに反対するのか?

もちろん、大歓迎だろう。
世界の誰も反対はしない。

ま~~~~るくおさまる。

周辺国どころか、世界が丸く収まる。

ただし?
「世界や周辺国が大歓迎する」と言って?
中国がそんなみっともないことをやるのか?
「奴隷の国の国防論を採用する」とでも思ってるのだろうか?

話にならん。

周辺国が歓迎するからと言って、やって良いことと悪いことがあるだろう?
日本は独立国が絶対やらないことをやっている。

それもまた、防衛庁長官が、TVでそれを宣伝するとはね。