巨人が獲得したFA選手の履歴を見てみましょう。

1993年 落合(中日) 駒田(横浜へ移籍)

1994年 川口(広島)、広沢(ヤクルト)

1995年 河野(日ハム)

1996年 清原(西武)

1997年 なし

1998年 なし

1999年 工藤(ダイエー)、江藤(広島)

2000年 なし

2001年 前田(中日)

2002年 松井(ヤンキースへ移籍)

2003年 なし

2004年 なし

2005年 野口(中日)、豊田(西武)

2006年 小久保(ダイエーへ移籍)

以上です。

この14年間で巨人が獲得した選手は10人。巨人から離れた選手は3人です。

面白い傾向は、巨人は打者はすべて右打者を獲得し、投手は豊田以外は左投手
を獲得している点です。

これは、伝統的に投手は好投手は右投手が多く、近年も江川、西本、定岡の3本柱、
斎藤、桑田、槙原など・・・
そして、打者は川上、王、駒田、吉村、松井と長嶋、原以外に右の好打者はあまり
いません。

そして、今回初めて小笠原と言う左打者をわざわざ獲得しようとしているのです。
どう考えても、来シーズンの打線のバランスは悪くなるが、それでも小笠原は
欲しいですね。彼のガッツが欲しい。巨人にガッツを入れて欲しい。
左打者で欲しいと思ったのは、昔広島で活躍した小早川と小笠原だけですね。

Shigeru
Katohさんがおっしゃるように中継ぎ、抑えの補強は急務ですが、
投手となるとトレードは難しい。

岡島と門倉投手がFAしているが、岡島投手の実力は良く分かっていますからね。
日ハムでどれだけ成長したかフロントがどう見るかですが、私は買いませんね。
門倉投手も正直、買いとは思いません。彼なら若手の西村などにチャンスを
与えたい。
彼ら以外なら、捕手の日高や的山を獲得し、阿部に刺激を与えたいですね。

もし、来年のプレーオフ出場を考えるなら、小笠原の獲得は必要不可欠でしょう。
5年先10年先を見据えるなら、ベテランを切って若手だけを使う手もあるが、
巨人人気の低迷や日テレの巨人離れなどを考えると来年はAクラスをキープ
しながら戦うことを考えないといけない。
さらなる大型トレードでの投手の獲得などで血の入れ替えは必要だと思いますね。

去年も初めて右投手の豊田を獲得し、5月までは首位を走った。今回、初めて
左の小笠原を獲得することで、どのように巨人が変わるのか見てみたいですね。
ようは、原監督の手腕にかかっているわけですが・・・