日銀総裁は、持っている情報量と質、職権で直接に相場
に影響を与える点で、マネーゲームに参加すること自体、
その資格が問われます。公職に就いてもマネーゲームに
参加していたということは、裏情報(インサイダー情報)を
使っていたと疑われても当然です。普通に考えれば、日銀
総裁の地位とマネーゲームは、両立しません。
福井氏は、ライブドアへの強制捜査が入った翌月2月に村
上ファンドを解約したと言っています。日銀総裁なら、ライブ
ドア堀江貴文被告の次は村上世彰容疑者だとの裏情報を
掴んだとしても不思議ではありません。

また、「日本銀行員の心得」には「世間からいささかなりとも
疑念を抱かれることが予想される場合には、そうした個人的
利殖行為は慎まなければならない」と定められています。

日銀総裁が私的利益を目的とするファンドに出資し、所得を
得ていたことは規定に反します。