bitter anko Takada のメッセージ:

> 4,5年後の阪神電鉄の難波開通、近鉄と相互乗り入れを機会に、近鉄が阪神を吸収合併の方向へ持っていくと見ていたが、そこに割り込んだ村上ファンドのねらいは、まだ近鉄が行動に出てなく、株価が安いうちに買占め、近鉄に高値で売ろうという気じゃないかと推測する。
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> 私は、去年、近鉄がバッファローズを手放したのも、一連の阪神吸収活動の前兆と見ている。阪神を吸収した場合、二つもプロ野球球団を所有することとなる。よって当然利益率の高いタイガースを残し、赤字のバッファローズを手放すということだろう。
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> そもそもいままで一度も黒字になったことのないバッファローズ経営だが、なにもいまさら旧に赤字を理由に手放すのは不自然である。やはり阪神がねらいだと思う。数年後には、現在オリックスとの共同運営を解消し、完全に手放し、阪神吸収合併後は「近鉄大阪タイガース」にするつもりだと思っている。
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> 近鉄は以前から着々と阪神沿線に進出している。すでに阪神の聖地であった甲子園に近鉄系商業施設&ホテルを建て、阪神側を慌てさせ、阪神側の対抗として阪神の商業施設をべつに建設した経緯もある。
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> もちろん、阪神社内では近鉄の阪神吸収への動きは以前からよく知られている。
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> ところが、この近鉄、親方日の丸的なところがあり、関西の純私鉄では唯一鉄建公団で東大阪線を開業したりで、関西では唯一国とつながる、国へ顔の利く私鉄である。東京優越主義により、首都圏ではすべての私鉄が国の保護を受け、国税が投入され、鉄建公団で建設しているが、関西の阪神や阪急などは東京優越主義者から蔑視、敵視され、まったくそんなコネはない。よっていつも自力である。
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> この近鉄、抱える負債が約5兆5000億なんていう、とてつもない額らしい。もちろん、他の関西の私鉄にはそんな負債はない。阪神は昔から利益率トップの無借金黒字経営である。近鉄がそんな膨大な負債を抱えておりながらもやって行けるのは、すべてその首都圏の私鉄並みの国とのコネである。近鉄にはどこからか金が降って沸いてくるのである。おそらくそれが国との癒着によるどこかだからだろう。よって村上は、近鉄が阪神買収のためならいくらでも出すとみている。その国と関係するどこかから涌き出ている不明な資金によって。
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近鉄は、自社株でのチンケないんちきがバレて捕まっている近江のおじさんの例の西●鉄道よりも上手だろう。むかし、あの青森三沢高校で、甲子園夏の大会で決勝戦18回を投げ、近鉄バッファローズに入り、近鉄グループにどっぷりと浸かっている大田幸司氏が「近鉄は金持ってますからね、うふふ」と言ったのがそのまんまだろう。

ま、自由経済社会のなかで、いままで阪神が古風な安価で温存されてきたのが奇跡とも言えるわけで、その古風な伝統が関西人の阪神ファンの熱狂的支持の原点とも言えるわけだが、今後もっといろいろと動きが出てきそうだ。けして悪いことではなく、良い意味ではいままでまったく時代が止まったように動かず、カビが生えたようだった阪神が動き出す時期が来たとも言える。
このような刺激は必要だろう。でないと阪神は将来的に「化石」になっている可能性がある。

> よって村上ファンドの最終的なねらいは、その国関係から涌き出てくる膨大な資金を思う。もともと安かった阪神の株を一気に高めて、数倍の値段で近鉄に売り払い、まさにぼろ儲けすることを年頭にいれているように思う。