From: のりたま <nabeta@mars.dti.ne.jp>
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> ムヱムヱ・マキマキ・$アパ^{2}$の3人は
> 「妖精(※深い意味はありません)の森」に住む大きな妖精さん

☆メンタルとタイムのルーム
# 元ネタ: 第3話


ムヱムヱ「今日は何して遊ぶー?」

マキマキ「ホクナン飛びをやろう!」

ムヱムヱ「ええっ、ホクナン飛び!? ……って何?」


マキマキがえーいっとバトンを振り回すと、
周囲の風景が一瞬にして陸上競技場っぽいものに変わる。
そして3人の目の前には、


$アパ^{2}$「……自転車がいっぱい」

ムヱムヱ「この発想は無かった」(頭を抱える)

マキマキ「fjjでこのネタでホクナンってったら自転車じゃーん」

ムヱムヱ「もーっ、それは別系統の妄想だよう!
 別の世界の話はアフレ湖だけにしてよー!」

マキマキ「いいじゃん、書いてる人間は一緒なんだから。
 『コラボレーション』って奴?
 とにかく! 道具は何を使っても良いから、
 一台でも多くのホクナンを飛び越えた人の勝ち。誰からやる?」

$アパ^{2}$「(アナウンス口調で)エントリーナンバー1番。
 ムヱムヱ選手の挑戦です」

ムヱムヱ「ええっいきなり私!? 道具って……えーとえーと!」


慌ててバトンを振り回すムヱムヱ。
碌な考えもなくただバトンを振り回したって、
大した魔法が発動する筈もなく……


$アパ^{2}$「棒って、元ネタと何も変わってないぞ」

マキマキ「いや、それどころじゃない。
 高飛び用の棒じゃなくてバトンが延びただけのものだから、
 それじゃ玩具の強度しか無いじゃん」

ムヱムヱ「(玩具って言っちゃったよこの人)
 こ、これで飛ぶの! 飛ぶのったら飛ぶの!」


強がる口調と絶望の表情のまま、ムヱムヱは三歩下がって助走を付け、
1台目のホクナンの手前に巨大化バトンを叩き付け……へし折った。
本人はそのままホクナンに到達することもなくつんのめる。


$アパ^{2}$「(アナウンス口調で)只今の記録は、0ホクナンです」

マキマキ「はっ。全っ然、駄目じゃん」

ムヱムヱ「うっうっ……おねーさま達の、いじわるーーーー!!」


$アパ^{2}$「(アナウンス口調で)エントリーナンバー2番。
 マキマキ選手の挑戦です」

マキマキ「泣きじゃくっても可愛くないムヱムヱは放っといて、
 あたしの力を見せてやろーじゃん。
 元ネタは大砲だったから、それより上を狙う!」

ムヱムヱ「(むかっ)何すんの?」

マキマキ「えーいっ!」


ムヱムヱと違ってちゃんと用意して唱えたマキマキの魔法は、
それなりにまともな効果を生み出す。
エフェクトが晴れたマキマキの手には、何やら円形の小道具が握られていた。


ムヱムヱ「えー何それ。矢留? 秋田市章?」

マキマキ「タ○コプターだよタケ○プター!
 これ付けて空飛んでホクナン飛びするの!」

ムヱムヱ「○ケコプターって……
 幅跳びで持続飛行できるものは流石にまずいんじゃ?
 確かバッテリ駆動で8時間飛べるんじゃなかったっけ」

マキマキ「道具は何使っても良い、って条件なんだから、
 文句は言わせないよ! これであたしの勝ちは決まりだね!」

$アパ^{2}$「待った。その道具を使うには重大な問題がある」

マキマキ「何さ、おねーさまも文句あるって言うの?」

$アパ^{2}$「今の私達は妖精設定。そんなもの使わなくとも飛べる。
 つまり、『道具を使わずに』ホクナン飛びをしようとしているのと同じ」

マキマキ「あ゛」


マキマキ、失格。


$アパ^{2}$「(アナウンス口調で)エントリーナンバー3番。
 $アパ^{2}$選手の挑戦です。(口調戻って)私だ」

ムヱムヱ「(棒読み)おねーさまがんばってー、
 もうホクナン飛びをできるのはおねーさましか残っていないのー」

$アパ^{2}$「うむ、任せておけ。えーい」


なんだかだるそうな口調だが仮にも長女と言うべきか、
$アパ^{2}$が唱えた魔法はどんな特撮だよと言いたくなるような
派手なエフェクトを引き起こした。
出て来た『道具』も、大きな……自動車?


ムヱムヱ「な、何でありますかこれは。
 バンパーで左右に瞬くフラッシャーとか、何とも懐かしい……」

R.E.O.『やあ妖精さん。この姿で会うのは初めてですね。
 私はR.E.O.。カシワザキ財団が開発したドリーム・カー、
 カシワザキ2100の頭脳です』

マキマキ「喋る自転車の次は喋る自動車かよ」

ムヱムヱ「何の略かは聞かない方が良さそうだね……」

$アパ^{2}$「ジャンプと言えばこの車が一番だ。では、行くぞ!」

R.E.O.『はい、$アパ^{2}$。って言いにくいですね』


$アパ^{2}$を乗せたカシワザキ2100はフィールドの端ぎりぎりまで下がり、
ホクナンの列を目がけて走り始めるや否や、
瞬時に時速100km/hまで急加速する。
間髪入れずに$アパ^{2}$がブーストボタンを押すと、
カシワザキ2100は車にあるまじき動きで跳躍した。


マ&ム「「おお〜!!」」


そして20m近く先へと飛び込んでいった。
……ホクナンの列のど真ん中に。


がらがっしゃ〜ん!


マ&ム「「……あ〜あ」」

$アパ^{2}$「(瓦礫の中からアナウンス口調で)只今の記録は、35ホクナンです」

マキマキ「いーのかこれ?」

ムヱムヱ「ほ、本来これは私の自転車な訳で、
 そこに自動車が突っ込んで来た光景っていうのは、
 2007年事故を思い出して身を切られる思いがする訳で」

ア&マ「「書いてるのはお前だ!」」


ムヱムヱ「ぐだぽよ〜」


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水野夢絵@元秋田 <mwe@ccsf.jp>
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# なんかいろいろすみませんm(_ _)m