Re: [Q] 解析接続により、常に複素平面全体を定義域とできる?
工繊大の塚本と申します.
# 褒めるのは難しいかも知れないけれど, 先があることを
# 示す位のことはできるかな.
In article <dnig5n$11dq$1@news.jaipa.or.jp>
"Kenji Kobayashi" <kenji@nasuinfo.or.jp> writes:
> ・任意の解析関数の値域は複素平面全体に渡る
平賀さんの言うとおり e^z でもこのままではダメですが,
Picard の大定理や値分布論というものがあります.
> ・任意の解析関数の定義域は複素平面全体に渡る
「自然境界」というのがあります. 有名なのは
∞
Σ z^{n!}
n=0
これは単位円の内部で正則な関数を表しますが, 単位円の
外には解析接続できません.
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塚本千秋@応用数学.高分子学科.繊維学部.京都工芸繊維大学
Tsukamoto, C. : chiaki@kit.ac.jp
Fnews-brouse 1.9(20180406) -- by Mizuno, MWE <mwe@ccsf.jp>
GnuPG Key ID = ECC8A735
GnuPG Key fingerprint = 9BE6 B9E9 55A5 A499 CD51 946E 9BDC 7870 ECC8 A735