中村和志@神戸です。

In article <br75hr$1cq$1@news511.nifty.com>
gon@mocha.freemail.ne.jp writes:
>悪玉のコンピューターウィルスの増殖を抑えるには、何らかの数理モデルを作って
>ある種の抗体ウィルスを放ったらどのように駆逐されるかをシミュレーションしてみたら
>良いのでは?
>
>要はパッチを当ててないようなPCがネットワーク上にどの程度存在し、そのうちウィルス
>に感染する確率はどの程度なのかを過去のデータから調べてそれに基づいて数理モデル
>を作っていろいろシミュレーションしてみたらインターネットという1つのネットワークを健全化
>する特効薬、あるいは抗生物質が作れるかもしれません。それ自体が研究分野になるかも。

そんなややこしいことを考えなくても、普通にセキュリティホールを突く
ウィルスソフトを作って、破壊活動する代わりに、セキュリティホールを
塞いで、悪玉ウィルスソフトを削除すれば良い。技術的には何も難しく
ない。

In article <br8mhq$l9j$1@dccns.dcc.co.jp>
taro@dcc.co.jp writes:
>>ってか活動不能にするってのはもはや善玉とは言えないのでは?
>善玉・悪玉なんて基準はみんな違うでしょう。
>GONさんが善玉って呼んだのと同じ者が他の人が悪玉と称するかもしれないし、
>その逆もあるでしょう。善悪を切り分ける事に問題があるかもしれません。

難しいのは法的な問題。善玉・悪玉の判断を、誰が、どのような基準で
判断するのかが明らかにされ、合意が得られなければ。GON氏のように
俺のようにウィルス対策ソフトを入れておけば安心なのに、なんて
おめでたい人も居ますが、世の中にはスパイウェアというソフトウェアも
存在しまくっていまして、限り無くウィルスソフトなんだけど、作者(達)
が、「これはウィルスではない、スパイウェアと言う有用なソフトなんだ。
何故ウィルスリストに載せるんだ!」と詭弁を振り回してウィルス対策ソフト
メーカを訴えたが為に、その後ウィルスリストに載っていません。なので
ウィルス対策ソフトを働かせていても、この手の奴には無力です。

そもそも現在の不正アクセス防止法では、善玉であろうが悪玉であろうが
他人のシステムに所有者の許可無く侵入してはいけないことになって
います。たとえ善玉(のつもり)ウィルスを作ってばら撒いても、
ばれると塀の中にブチ込まれます。既にそうなった人が居ます。
法整備が追い付いていないのが、最大の問題です。

In article <br5kqp$32l$1@nn-tk106.ocn.ad.jp>
ikeda@4bn.ne.jp writes:
>すなおに水際防御の方がいいんじゃないのかなぁ。

水際より、元(Windows)から絶たないといけないんじゃないかな。
わざわざ高い金出して買ったソフトの欠陥で、ユーザがわざわざまた
高い金出してウィルス対策ソフトを買わされるというのは滅茶苦茶。
ロータス事件で判明したように、そもそもWindows自身がウィルス
(バックドア)なんだし。
世の中、無知・おめでたい人多過ぎ。
-- 
中村和志@神戸         <mailto:kaz@kobe1995.net>
NAKAMURA Kazushi@KOBE   <http://kobe1995.net/>
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