こん○○わ、PARALLAXです。

"S. GOTO" <goto.shinichiro@tx.thn.ne.jp> wrote in message
news:9er4vo$b92$1@news.thn.ne.jp...
> 後藤です

ども(^○^)/。では、続き。

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【突然妄想劇場】瀬戸内少女野球団 球魂一発 北の○○・南の××
        炸裂! 女の意地が、マリンスタジアムに花開く
                       (8回裏その4)
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◆20:35 8回表 十番高校の攻撃

〔これまでのお話〕満を持して登場の最終キャラ!・・・となった
眞深だったが、その歩みは極めて苛烈なものだった・・・けどねぇ(^^;)

> 眞深 「ほーっほっほっほっほっほっほっほ! こぉのわたくしの
>     天才を怖れぬなら、掛かってらっしゃっても宜しくてよ!」
           ;
           ;
           ;
           ;
           ;
 再び、このあんまりな格好に沈黙するしかない1塁側ベンチ、い
や両軍。仕方なく、セカンド星野が男声で突っ込む。

星野 「デボラ、あ、いや眞深くん!」
眞深 「星野せんっぱいっ!」
星野 「眞深くん!」
眞深 「星野せんっぱいっ!」
星野 「眞深くん!」
眞深 「星野せんっぱいっ!」
星野 「眞深くん!」
眞深 「星野せんっぱいっ!」
星野 「眞深くん!」
眞深 「星野せんっぱいっ!」

 このまま放っておけば番組終了まで続けそうな二人だったから、
当然この隙を見逃すバッテリーでは無し。

ちびう「これで終わりっ!
    ぴーんくしゅがぁ、はーと・あたっくぅうう!」

 ひゅ!

 だが残念ながら、柳の下に泥鰌は2匹、いや3匹は居なかった。

大気 「(小さな声で)スタージェントルユーテラス・・・」

 ぱちっ

 小さい音がしてPSHAの軌道が僅かにずれる。慌てて構えなお
した亜美のミットに辛うじてボールは納まったが、

爺や7「ボール。ツー、ワン。」

 ストライクコースから外れてしまった。そんなバカな、と目を見
張るバッテリー両名。と、なにやらライトの大気にセンターの夜天
が突っかかっている。

夜天 「どういうつもりだ!折角あと1球でワンアウトだったのに!」

 どうやらライト大気が極小出力の必殺技を放ち、ボールの軌道を
変えたらしい。この裏切り行為に「はるかさんやみちるさんじゃあ
るまいし」と驚くセーラーチーム。尤も夜天に締め上げられている
大気の表情を見るに、この行為も彼の本意ではないらしい。苦渋の
表情を浮かべながら、指差す大気。その先には。





火球 「きゃっきゃっきゃっ! 次は!? ねぇねぇ次は何!?」





 両手を叩いて喜んでいる火球皇女が、ちゃっかりグランドスタン
ド正面に座りポップコーンとホットドッグとダイエットコーラとペ
ンペンバットとかちわり氷を片手に(持てるかいこんないっぱい!)
して喜んでいた。唖然、としてそれを眺めるスターライツに大気は

大気 「判っているだろう・・・我々には、皇女の笑顔が全てだ。」

 この言葉を聞き、自分たちの皮肉な運命を確かめる3人であった。
だーーーーと涙を流して立ち尽くす彼らの真っ暗な未来に、どうか
小さな灯火を置いてやって下さい(byしろつぐ)。

眞深 「ちょっとちょっとちょっと!私を無視して話を進めない!」

 あ、居たのね?と、再び打席に目を戻す両軍。どうやら既にお色
直しは済んでいたらしい。今度は銀髪、浅黒い肌。そしてチャイナ服。





 御丁寧に、ラーメンどんぶり付き。
           ;
           ;
           ;
           ;
           ;
レイ 「・・・誰よぉ、サイバードール本社のホムペなんかに注文
    出しちゃったの? 回収担当が来ちゃったじゃない。」
美奈子「わ、わたしじゃないわよ。」('';)

 尤もメイだったら草野球の経験があったからヤバかった、と胸を
撫で下ろすセーラーチーム。どうやらバックネット裏の火球皇女は
相変わらず大喜びであり、もう暫くは付き合ってやらないとスター
ライツの3人が皇女に無聊を味合わせた罪で厳罰に処される事にな
りそうだ。仕方なく亜美は大きくちびうさに外させた。下手にきわ
どいコースで攻めバットを振られてはストライクになってしまう。

 ひゅ! すぱむ!

爺や7「ボール、ツー。ツー、ツー。」

 きっちり見送りながらも、再びブツブツ言いながらベンチ裏へ戻
る眞深。漏れ聞こえてくるところによれば

眞深 「う〜ん。どーせチャイナなんだったら、チャイナ繋がりで
    香港帰りの眼鏡っ娘商売上手な方が良かったかなぁ?」

 「火魅子伝」なんかから引っ張ったって誰も判んなかったぞ、と
突っ込みたい気持ちを辛うじて抑える両軍。もはや野球の試合なの
か眞深の一人コスプレショーなのか判らなくなっているが、バット
を持って打席に入るだけまだマシだと思う両軍だった。さて次は…、





 おや? 真っ当なセーラー服。髪はストレートロング。




 ならば某女子高新設女子野球部で1番セカンド右投げ右打ちを張っ
ていたネタか!と打撃センスに期待した1塁側ベンチだった。が。





眞深 「先輩、琴音は一人でも頑張ります。見てて下さい・・・」




 そっちですかい、と崩れ落ち、咲耶を振り返る1塁側ベンチ。
一同の「同じ元ネタ作品なんだから何とかしろ」と言う視線へ唐突
に「充電中」のサインを傍らのノートパソコンに出させて眠る咲耶。
そして最早「どーでもいーから、あと2球で終わろう」と言う心持
でボールを遣り取りするバッテリー。尤も「ちょーのーりょく」で
どうされるか判らないから、とりあえず大きく外す事は忘れない。

 ひゅ! すぱむ!

爺や7「ボール、スリー。ツー、スリー。」

 ま、考えてみたら「ひろゆきちゃん」が見守ってもいないのに真っ
当なサイキックが使える訳で無し。と言う訳でクソボールの球をス
トライクゾーンに引き寄せる事無く終わった琴音ちゃん、いや眞深。

眞深 「う〜ん、どーせセーラー服なんだから春日麗で色仕掛けし
    た方が良かったかしらねー。」

 そんなUHF系イロモノアニメ「桜通信」なんかから引っ張った
らfj.rec.animationでだって判る方は居ないぞ、と視線で突っ込む
両軍を尻目に、再びベンチ裏へ眞深は姿を消した。はぁ、と溜息を
つく全員。特にバッテリー両名のそれは深い。もうマリアナ海溝。

ちびう「亜美ちゃーん、あたし、もーやめたーい。」
亜美 「あぁあ我慢してちびうさちゃん、私だって・・・あ、いぇ、
    とにかくあと1球なんだから我慢して、ね?」
ちびう「うん・・・」

 おそらく、みんな考えていた事は同じだったろう。もうすっかり
うんざりした顔でベンチ裏へ通じるドアを見つめる両軍。そして、
遂に最後の扉は開いた。

眞深 「おまたせっ!」





   「きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
   「うわわゎゎゎゎゎゎゎゎゎゎゎゎわわわわわわわわわ!」

 その瞬間、ベンチから逃げ出すシスプリチーム。同時に悲鳴を上
げて一斉に「引く」セーラーチームとランナー。開けた扉には、





 スケスケの袖とスカートをハイレグカット胸開きレオタードに付
け、手首足首とわずにジャラジャラとアクセサリーを付け、とどめ
に両手へ両刃の短剣を構えた眞深がいた。はい、台詞をどうぞ。




眞深 「エリスっ! あ、いや。 眞深!まけないもん!!」





 どーせ最後なんだから、せめてメジャーどころでカカオ@ラムネ
40炎かバッチィ@モンコレナイトにでもすれば良いものを、より
によってOVAですかぃ眞深ちゃん。

眞深 「だってこれが一番、戦闘力高そうなんだもん。」

 そらまぁ3Dポリゴン格闘ゲームが元ネタのOVAだしねぇ。
ともあれ、「まけないもん!」が聞きたいばっかりにこのキャラを
選ぶものが多いほどに人気の高い「闘神伝」切っての美少女キャラ
にすっかり憑依済みの眞深が打席に入る。

ちびう「ああああああああああぁぁぁぁあああ亜美ちゃーーん!」
亜美 「しーししししししっかりしてちびうさちゃん! あと1球!
    あと1球投げれば終わるんだから! あらゆる意味で。」

「最終兵器の最終形態ってこんなもんかも」と覚悟を決めた亜美。
さすが無印・R・S・Ss・スターズと幾つも死線を潜ってきた歴
戦の勇士。マウンド上ですっかり怯えてしまっているちびうさへ声
をかけ奮い立たせる。ま、どんな物事にも終わりはあるものだ。

ちびう「ひぃーん! ほんとにほんとに、これで終わりっ!
    ぴーんくしゅがぁ、はーと・あたっくぅうう!」
眞深 「いっくぞーーー!」

 ひゅ! ぴしゅ! すぱむ!





亜美 「・・・・・・え?」





 ミットの中には、確かに白球が収まっている。





 信じられない様にこれを眺める亜美。PSHAは真っ直ぐストラ
イクゾーンを目指した。それへエリス、じゃなかった眞深は手に持
つ獲物を真っ直ぐに振るい、その軌道は間違いなくボールを捉えて
いた。打たれる!それを覚悟した亜美は少なくとも2点は追加され
るだろう、と目を瞑った。だが。

眞深 「えー! なんでなんでなんで!」

 今度ばかりは素に戻り、此方も信じられないように白球を見つめ
る眞深。だが幾ら見ても、白球はきちんと亜美のミットの中に収まっ
ている。これをじっくり確認した眞深、亜美、そして主審。おもむ
ろに主審が顔をあげ、球場全体にコールする。

爺や7「ストライク、スリー!」

 あちゃあ、と言う顔をする眞深。まぁ仕方ないか、と言うより
終わってよかった(あらゆる意味で)と、心底ほっとしたような顔を
するシスプリチーム。ピッチャーが三振を取れた事を喜ぶ前に、此
方も終わってよかった(あらゆる意味で)と心底ほっとしたような顔
をするセーラーチーム。そう、終わったんだ・・・





 あらゆる意味で。





爺や7「ラ・ビ・アン・ローズ@デ・ジ・キャラット!
    彩火乃紀@BETTER MAN!
    デボラ@トラブルチョコレート!
    サイバードール・サラ@HAND−MAIDメイ!
    姫川琴音@To HEART!
    エリス@闘神伝!





    以上、打者7名! セブンアウト! チェンジ!」





   「だぁぁあああああ!」 どんがらがっしゃん





 確かに「打席へ同時に複数打者が立った場合、打者数にアウトカ
ウントが乗される」と言うローカルルールがある。この場合「打席」
とは単なるスペースではなく、その打者の打撃機会そのものを指す。
今までは皆が一人の憑依のみで済ませていたから、打席機会とアウ
トカウントは一致する。しかし、眞深は自分の「打席」で7人もの
キャラクターへ憑依し、結局はアウトになった。1投球に付き1名
であった為に投球回数へのカウントは1体1で行われた(つまり投球
×人数とはならない)が、結果的にアウトカウントは「1打席中に立
った全打者数」に乗される。都合、三振でワンアウト、掛ける7名、
イコール7アウト。しかもアウトカウント繰り越しルールを適用すれ
ば、彼女らの攻撃は1回お休みの上に次々回は1アウトからになる。

眞深 「え? え? え? え? え? え? え? え? え?」

 こうして「七つの大罪」を背負った眞深。と、其処へ零下千度(嘘)
の視線が突き刺さる。ひのふのみ、都合24本。二十四の瞳。

咲耶 「眞深ちゃん・・・何て事してくれたの・・・」」
可憐 「花穂ちゃんも白雪ちゃんも頑張ったのに・・」
花穂 「漸く活躍できたのに、悲しいです・・・・・」
亞里亞「亞〜里〜亞〜も〜悲〜し〜い〜の〜・・・・」
鞠絵 「折角四葉ちゃんたちが塁にいたのに・・・・」
四葉 「ロンドン塔の幽霊が寂しいそうデスよ・・・」
千影 「呪うぞ・・・七代祟るぞ・・・夢見るぞ・・」
衛  「ローラーブレードの紅葉おろしはキクぜ・・」
鈴凛 「メカ鈴凛ちゃんのロボット三原則を外す・・」
春歌 「今宵の愛刀は、血に餓えております・・・・」
白雪 「丁度お肉が足りないと思ってましたの・・・」

眞深 「そ、そんな! 私だって、私だって、良かれと思って!」

 しかし妹たちの視線は依然と冷たい。そりゃあそうだ、そもそも
「13番目の存在」である自分は間違いなく「非血縁」の者だ。

眞深 (・・;)(・・;)(・・;)(・・;)(・・;)(・・;)(・・;)

 滝の様な汗を流しながら、じりじり迫る妹たちから後ずさりする
眞深。と、何か小さいものに当たった。思わず振り向く。其処には。





雛子 「ひなねー、ひなねー、ステーキが食べたいんだ」(^o^)V





 その直後に起こった「人ならざる悲鳴」を聞いてしまったセーラー
チームの面々は、暫くそれが耳から離れなかったそうな・・・。

■8回裏  終了|1|2|3|4|5|6|7|8|9|− ■
■Sailors|0|0|1|1|0|0|0|0| |2 ■
■Sisters|2|0|1|0|0|2|0|0|×|5 ■
■    NEXT:亜美・ほたる・? ◆ マウンド 千影(?) ■





その後。ふと、白球を握り締めていた自分のミットを開いてみる亜美。

 ぱかり。

見事に芯まで二つ割にされた白球が、ミットの中で割れた。



おかしい。パロディギャグで始まったのに、何故ホラーに(^^ゞでは。
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