こん○○わ、PARALLAXです。

"S. GOTO" <goto.shinichiro@tx.thn.ne.jp> wrote in message
news:9er4vo$b92$1@news.thn.ne.jp...
> 後藤です

ども(^○^)/。では、続き。

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【突然妄想劇場】瀬戸内少女野球団 球魂一発 北の○○・南の××
        炸裂! 女の意地が、マリンスタジアムに花開く
                       (8回裏その2)
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◆20:20 8回裏 プロミストアイランドの攻撃

〔これまでのお話〕 宇宙歴0083(嘘)。月軌道の向こうに居を
構えセーラー連邦軍に対し独立を宣言したシスプリチームの猛攻は、
まだ続いていた…(大嘘)。





> 花穂 「・・・星の子達、私に力を下さい・・・
>     ・・・みんなの持ってる力を、一つの輝きにして・・・」





 その花穂の様子に恐怖を覚えたちびうさが、恐怖心を苛立たしさ
に転換して投球体制に入った。慌ててミットを構える亜美。

ちびう「そんなので打ったら折れちゃうぞ!
    ぴーんくしゅがぁ、はーと・あたっくぅうう!」

 ちびうさの叫び、迫るPSHAの唸りを聞きながら、亜美は必死
で自分の古い記憶を探っていた。ロッド、いえバトン…バトン…。





花穂 「幾千億の星の子達。綺羅星の輝きを、そして数多の力を、
    どうか私の星力に換えて!」





 どうやら呪唱が終わったらしい花穂が、きりっと瞳を開けた。最
高に高まったらしい魔法力が花穂の握るバトンに集中し、その上下
で輝く宝石が内部から輝く。これを見て、亜美は漸く自分の古い記
憶が何なのか思い当たった。チーム全員に叫ぶ亜美。

亜美 「みんな! 対魔法戦、用意!」

 え?と怪訝そうな顔をするセーラーチーム。だが、遅かった。





花穂 「エトワーーーーーーール!」





 手に持つバトンを、迫り来るPSHAに振るう花穂。何時の間に
かコスチュームが無粋な野球ユニフォームから短めの膨らんだ袖を
持つ優雅なドレスに変わり、頭には小振りの王冠まで乗っている。





 きん!





 花穂が振るったマジックバトンがPSHAを叩いた。流石の魔法
力とは言ってもどうやら攻撃性は薄いらしく、低い弾道のボールが
ちびうさの直ぐ脇を転がりぬける程度になった。すかさずバトンを
再び光に変えて自分の右手に仕舞った花穂が、また一瞬にして野球
ユニフォーム姿に戻り1塁に駆け出す。そして同時に3塁の四葉が
ホバーボードを自分の前に放る。

四葉 「ホームをチェキよぉ!」

 また1点か!と覚悟された、その時。





夜天 「スター・センシティブ・インフェルノ!」





 センターの夜天が眼前に星型のブローチを掲げ、必殺技を放った。
見事にそれは転がるボールを直撃し、亜美が構えていたミットにボー
ルを送り込む。センターからのノートラップの返球。これが功を奏
し、四葉は慌てて3塁上に戻る。花穂、センター前ヒット。1・3塁。

花穂 「あーあ。あっちにも星力を使う人がいたのね。メテオさん
    のお仲間かな?」

 1塁上でセンターの夜天を眺めながら、花穂がぽややんと呟く。
その口調と、額の上にくるりんと跳ね上がった数本の前髪を見て、
やっと花穂が「誰に」器物憑依しているかが心当たったレイが呼ぶ。





レイ 「コメットさーーーーん!」
花穂 「はーーーーーーーーい。」





亜美 「私の見たのは、大場久美子さんのものだったから・・・」
まこと「亜美ちゃん、歳、幾つ?」(^^;)





 なんとこれまで三振を繰り返していたシスプリチーム下位打線が
大爆発。セーラーチーム困惑のノーアウトのまま迎える第3打者、
白雪・・・の格好を見て、





            亜美は真剣に逃げ出す事を考え始めた。





白雪 「わーははははははははははははは!さぁて今日の味勝負
    では、陽一君は何を儂に食べさせるのかな?、ですの!」





 当然、画面横幅いっぱいに広がるような押出のキツい和装羽織袴
姿。頭は白髪。とどめに白髭。極太タッチの描線だけで構成された
キャラを前に、思いっきり心当たりのあるレイちゃんが言う。





レイ 「あのー白雪ちゃん・・・じゃなくって、味皇様?」
白雪 「ん! なんじゃね?ですの!」





 なんじゃねも何も無かろうと思うが、とりあえず確認せねば。

レイ 「もしかして、白雪ちゃんの料理技術って・・・」





白雪 「勿論!我らが味皇料理会直伝のものじゃよ、ですの!」





レイ 「・・・謎は全て解けた。」
まこと「同じ少年マガジンだったからって、今更ひっぱっても。」

 レイちゃんが軽くかましている間に打席に入る味皇様、いや白雪。
当然くどくどと暑苦しく料理の薀蓄を語っているが此処では書かな
い。我々には時間が無いのだ。ふぅ、と溜息をついた亜美は、マウ
ンド上ですっかり「あの爺さん、何ー!」と怯えてしまっているち
びうさへサインを送った。こくこく、とこれに答えるちびうさ。

ちびう「ぴーんくしゅがぁ、はーと・あたっくぅうう!」
爺や7「ボール!」
ちびう「ぴーんくしゅがぁ、はーと・あたっくぅうう!」
爺や7「ボール、ツー!」
ちびう「ぴーんくしゅがぁ、はーと・あたっくぅうう!」
爺や7「ボール、スリー!」
ちびう「ぴーんくしゅがぁ、はーと・あたっくぅうう!」
爺や7「ボール、フォア!」

白雪 「なんじゃなんじゃなんじゃ! 折角の味勝負から逃げると
    言うのか! くそう味将軍グループめ、また卑怯な手を!」

 ぶつぶつと文句を言いながら1塁へのしのしと歩いてゆく白雪を
見送りながら、レイは安堵で胸を撫で下ろしていた。良かった、も
し投げられたのがボールではなく名古屋名物天むすだったりしたら

白雪 「うーーーまーーーーいーーーーーぞーーーーーー!」

攻撃を喰らったところだ。きっと金シャチ天守閣に変形巨大化した
味皇様いや白雪が口から波動砲を乱射しながらベースを駆け抜けつ
いでに日本を駆け抜け世界を駆け抜け国際級の破壊を齎した後、何
食わぬ顔で審査員試食席に戻った事だろう。敬遠策を選んだ亜美ち
ゃんの判断と、これに従ったちびうさちゃんは正しい。

ちびう「亜美ちゃ〜〜ん、あたし、もうやだよぉ〜〜。」
亜美 「我慢して、ちびうさちゃん。この回を守れば、たぶん終わ
    りだから。とっとと終わって、海の別荘に行こう。ね?」

 微妙に危ない事を言いながら、亜美は次のバッターを待った。
順番通りなら1番に返って衛ちゃんの筈。そろそろネタ切れする筈
の彼女だから、後は器物憑依さえ気をつけていれば良い。尤もそれ
にしても「ローラーブレード」繋がりぐらいだろうから、レイちゃ
んに教えて貰ったとおり某タツノコマイナーヒーローか超絶人気の
某札集魔法少女に気をつけていれば良い。どちらにしても外野には
強力な布陣を備え、バックホーム体制は心配要らない。

 と、亜美が其処まで考えた、その時。




 突然グラウンドにウグイス嬢のアナウンスが流れた。





   「シスプリチーム。バッター衛に代えまして





    バッター、眞深。バッター、眞深。背番号・・・」





 遂に最終兵器が出てきた、と真っ青になる亜美だった・・・。

■8回裏0アウト|1|2|3|4|5|6|7|8|9|− ■
■Sailors|0|0|1|1|0|0|0|0| |2 ■
■Sisters|2|0|1|0|0|2|0| | |5 ■
■ 満塁 NEXT:眞深・可憐・千影 ◆ マウンド ちびうさ ■

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とっても長くなりましたので一旦切ります(^^ゞ。続きは明日。でも
残念だな亜美ちゃん。真なる最終兵器が、まだいるのだよ。 では。
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