こん○○わ、PARALLAXです。

"S. GOTO" <goto.shinichiro@tx.thn.ne.jp> wrote in message
news:9er4vo$b92$1@news.thn.ne.jp...
> 後藤です

ども(^○^)/。では、続き。

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【突然妄想劇場】瀬戸内少女野球団 球魂一発 北の○○・南の××
        炸裂! 女の意地が、マリンスタジアムに花開く
                       (7回裏その1)
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◆19:45 7回裏 プロミストアイランドの攻撃

レイ 「ねぇ?」
地場衛「・・・。」
美奈子「衛さん?」
地場衛「・・・。」
まこと「だからって悩んでばっかじゃ、解決しないぜ。」
地場衛「・・・。」
亜美 「私も八方手は尽くしましたが、この状況では…」
地場衛「・・・。」
ちびう「ねー、どーすんのー、まもちゃーん?」
地場衛「・・・。」

 しかし、腕組みをし目をつぶった地場衛セーラーチーム監督は、
どっかと腰を降ろしたまま微動だにしなかった。無理も無い。目を
開ければ、否応も無くこの光景を見なければならないのだ。つまり

はるか「きゅう」(>o<)
みちる「きゅう」(>o<)
せつな「きゅう」(>o<)
うさぎ「きゅう」(>o<)
セレス「きゅう」(>o<)
パラス「きゅう」(>o<)
ベスタ「きゅう」(>o<)
ジュノ「きゅう」(>o<)

 と、貴重な戦力(?)であるセーラー戦士が5人も気絶したままで
ある光景を。そして、不安げな顔をして自分を取り囲むたった6人
のセーラー戦士たちを。

ほたる「まさか、こんなに効くなんて・・・」
美奈子「あぁあ悩まないで、ほたるちゃん。貴女の所為じゃないわ。」
レイ 「そうよそうよ。最初に気絶させられるような事をしたのは
    はるかさんたちなんだから。」

 自分たちも約1名(しかもリーダー)をよってたかって眠らせた事
は堂々と棚に上げる内惑星戦士4名だが、だからと言って事態が解
決する訳ではない。そう、この物理的に困難な事態が。

ちびう「ねぇねぇ。野球って、9人居ないと出来ないの?」

 いま、ベンチに居るのはちびうさを含めても6名。3名足りない。
だから冒頭のようなシーンが3塁ベンチで繰り広げられる事になる。
数分の休憩を挟ませては貰ったものの、気絶中の面子が復活するま
でにはまだ相当掛かりそうだし、だからと言って「仲間をぼてくり
こかして昇天させちゃったので、もちっと休ませて、てへ(はぁと)」
等とは絶対に言えなかった。だから悩んでいる訳だが・・・あれ?

美奈子「衛さん・・・?」
レイ 「ねぇねぇ、さっきから黙っちゃったまんまだけど。」
まこと「それだけ深く悩んでいるんだろ?」
亜美 「無理も無いわ。でも・・・ちょっと、心配ね。」

 腕組みをし目を閉じ無言のまま、地場衛は深く深く俯いていた。
そおっと、近くに顔を寄せ、覗き込む。

地場衛(すかぴ〜(_ _))

美奈子 (--X)ピキ
レイ  (--X)ピキ
まこと (--X)ピキ
亜美  (--X)ピキ

   「寝てんじゃねぇ!」

 どすどがべきぼきぐしゃ(内惑星系4戦士)

ほたる「あぁああ一瞬でボロボロに。衛さ〜ん、生きてますかぁ?」

 心配そうに覗き込むほたるとちびうさを放っといて、内惑星系
4戦士は急遽鳩首会談。漸く自軍の監督「も」アテにならない事が
判ったらしい。まぁ「きまぐれ」な世界では女の子二人の間をふら
ふらとしていた絵に描いた様な優柔不断男に決断など無理だった。

美奈子「とりあえず、これで悪はみんな殲滅できたわ。」
まこと「でも、結局3人足りないままか・・・」
レイ 「うさぎが御茶会の時に言っていた『これから押しかける』
    の人って、まだまだ来ないみたいだし・・・」
亜美 「此処でアテにはならないわね・・・ちびうさちゃーん?」

 向こうでボロギレの様になっている地場衛をほたるとふたりで
「つんつん」していたちびうさが、怪訝そうに振り返る。

ちびう「なぁに、亜美ちゃん?」
亜美 「御願いがあるの。ちびうさちゃんにしかできない事。」
ちびう「え?なぁに?」
亜美 「簡単な事よ。トゥインクル・エールを使って、エリオス君
    を呼んでくれないかな?」
ちびう「えー? 来てくれるかなぁ・・・」
亜美 「大丈夫。この番組のキャラなら1週間で復活するから。」
ちびう「だって私が来てから、まだ2時間も経ってないよ?」
亜美 「でも連載はあれから1週間以上掛かってるし。平気よ。」

 あんまりメタな事を言わないで欲しいのだが、まぁそんな書き手
の事情は兎も角として、ちびうさはトゥインクル・エールを取り出す。

ちびう「暫く使ってなかったから、動くかなぁ・・・
    おいでませっエリオス! トゥインクル・エール!」

 これではHauntedじゃんくしょんな妖怪どもが来てしまうぞと言う
様な適当極まる呼び出しコマンドでトゥインクル・エールを振り上
げたちびうさ。当然、何も起こる訳もない・・・いや、あれは?

 ごぅんごぅんごぅんごぅんごぅんごぅんごぅんごぅんごぅん…

 なにやら重低音な駆動音を立てながら、とてもそれが空中を遊弋
するとは思えない程に巨大な金属の塊が、突然球場上空に姿を現し
た。黄色をアクセントに使い白・赤・青のトリコロールカラーに塗
り分けられた双胴の特徴的な艦影がゆっくり見えてくる。呆然とこ
れを見上げる両軍ベンチ。呼び出した当の本人たちもこの有様。

美奈子「ねぇ・・・あれ、何? 宇宙戦艦?」
レイ 「いいえ、あれは地球連邦軍強襲揚陸艦ペガサス級1番艦
    ホワイトベース! な、何故こんな所に!?」
まこと「く、詳しいんだな、レイちゃん」(^^;)
亜美 「そんな! エリオス君を呼んだだけなのに!」

 そらもう、ペガサス級だから(爆)。

レイ 「いけない! みんな、衛さんを押さえて!」

 はっと気付いたレイちゃんが悲鳴を上げる。何事?とちんぷん
かんぷんな他3名が首を捻った、その後ろで、そりゃもう唐突に。

地場衛「何故だ! 何故また、僕が戦わなければいけない!」

 茶髪天然パーマ垂れ目になった地場衛が突然復活した(うげー)。

レイ 「だめよ、衛さん! あなたが戦わなければならない理由
    なんか、無いわぁ!」

 なにやら微妙にノリの良さを発揮しながら止めに掛かるレイちゃ
ん。伊達に霊子甲冑を纏ってロボットものに慣れていた訳ではない。
だが、これは寧ろ逆効果だったようだ。

地場衛「駄目だよ・・・悲しいけど、僕は軍人なんだな。」

 そのままビシ!と連邦軍式に肘を上げない形で敬礼すると、既に
グラウンドへ着艦した地球連邦軍強襲揚陸艦ペガサス級1番艦ホワ
イトベースに走り去る地場衛。唖然、と見送るしかなかったセーラー
チームを他所に、ごんごんと音を立てて開く1番格納庫。…来る。

地場衛「まもる、いっきまーす!」

 金属音華々しく組み合わされるカタパルト。リニアレールが高速
で擦れる音。巨大な金属の塊が高Gで加速される風切り音を立て、

 がしゅぅーー・・・がきん! がきょ、がきょがきょ!

 「連邦軍の白い奴」ことRX-78-2ガンダムが、大地に立った(爆)。

美奈子「ど!どどどどどどどどうするのこれ!?」
まこと「知らないよ! あたしらがどうこうできる物じゃないよ。」
亜美 「ち、ちびうさちゃん! ペガサスさんには、もう帰って
    頂きなさい!」
ちびう「駄目だよ亜美ちゃん! うさぎがムーンゴージャスメディ
    テーションをかまさないと帰らないよぉ!」

 すっかりパニック状態の3塁ベンチ。尤もパニックであるのは
1塁側ベンチも同じ。が、其処は慣れたもので、とっととベンチ裏
に全員で逃げ出している。・・・あ、訂正。

兄ちゃ「・・・・・そんなバカな。」

 約1名、置き去りにしたまま。まぁ此処数回、存在感が希薄だっ
たから無理も無かろう。あ?いや。どうやらもう1名残っている。

山田 「来たぜ来たぜ来たぜ! 遂に俺様の出番が来たぜ!」

 やたら熱血している山田太郎(仮名)。何時ものざんばら髪をくい
とお下げ三つ編み辮髪に纏めると、思い切り指を鳴らして叫んだ。

 ばちぃぃぃぃいいいん!

山田 「出ろぉおおお! 俺の、ドラゴォォォンガンダーーーム!」

 その声に呼応し、まるで御約束の様にホームベース前の地面を断
ち割って巨大な卵の様なガンダムコンテナが出現する。ぐぃいいん
と花弁が開くようにコンテナの外郭が開き、中から登場したのはこ
れまた誤解も甚だしい、と言うよりわざと?と疑いたくなるほどに
チャイナ風な、認めたくは無いけど監督全肯定済みのガンダム(爆)。
これを確認してニヤリと笑うと、いきなり飛び上がって乗り込む。

山田 「とぉーーーー! むん! は! は! は! は!は!」

ノウハセイジョウ・シンパクセイジョウ・スレーブリンケージOK

山田 「天に竹林! 地に少林! ネオチャイナの威信を掛け戦う
    この俺を怖れぬなら、掛かって来ぉい!」

 2台のガンダム、時代と設定を超えて此処に降臨。もう逃げ出す
事も忘れ、眼前の信じられない巨大ロボ南海の大決戦風景をぽけら
と眺めている3塁側ベンチ5名に、主審の声が聞こえてきた。

ジャッジ爺「このフィールドの半径30km以内はガンダムバトル
      の占有エリアとなります! フィールド内、スキャン
      完了! バトルフィールド、セットアップ!
      チーーーーム・セーラーガンダム! ヴァーサス!
      チーーーーム・シスプリガンダム! 
      バトルモード1123! レディーーー、ファイッ!」

 かーーーーーーん!

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とっても長くなりましたので一旦切ります(^^ゞ。続きは直ぐに。では。
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