こん○○わ、PARALLAXです。

"S. GOTO" <goto.shinichiro@tx.thn.ne.jp> wrote in message
news:9er4vo$b92$1@news.thn.ne.jp...
> 後藤です

ども(^○^)/。では、続き。

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【突然妄想劇場】瀬戸内少女野球団 球魂一発 北の○○・南の××
        炸裂! 女の意地が、マリンスタジアムに花開く
                     (4回表 第1打者)
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◆14:00 4回表 十番高校の攻撃        第1打者

四葉 「チェキしちゃうぞーーーーー!」

 はーーーーーい!

 訳の判らなさが増す一方の、四葉のエール。本当にあのビーンボ
ールの影響は全く無いのか?と疑わしくあるも、どうやらシスプリ
チーム側ではそのような事を考えるものは一人もいないようだ。
まぁ元々「住民全員デッドボール」なプロミストアイランドでは、
この程度は珍しくないのかもしれない。

レイ 「汚名挽回! 打つわよーーー!」

 と、打ち気満々のレイがバッターボックスに入る。ところでレイ
ちゃん、汚名を挽回してどーするの?

レイ 「う、うるさいっ! 悪霊、退散っ!」 どかばきっ

 ・・・がはっ、げぼっ・・・と、とにかく書き手のダメージとは
無関係に試合は進む。主審の宣言がコールされ、マウンドで鈴凛が
セットポジションに入る。これまで10人のバッターを最小限の投
球で屠ってきた彼女だったから、疲れなどさっぱり見せていない。
まぁそれも1回表にはメカ鈴凛に投げさせ、且つ自分で投げるのは
超遅球ばかり・・・と言う絶妙のバランスの御蔭なのだが。

レイ 「でもそれも、もう終わり!どのみち超遅球しか来ない事は
    見切られてるのよ! ほたるちゃんに続くヒットメーカー
    は、このわたしになるのよぉぉぉぉぉおおおおおお!」

 はるかさんと大差ないだろう、と思える様なキマリっぷりを見せ
ながら、バッターボックスで大きくバットを振りかぶるレイ。大き
くボックス前寄りにスタンスを取り、思いっきりかぶる。どうやら
自分の手前でUターンする超遅球を手っ取り早く打ち込むつもりら
しい。先手必勝、とは実にレイちゃんらしいと言えよう。…だが。

 びゅっ   ずばん!

爺や2「すたーいく、わん!」
レイ 「え? あ、あの、」

 びゅっ      ずばん!

爺や2「すたーいく、つー!」
レイ 「ちょ、ちょっと!」

 びゅっ         ずばん!

爺や2「すたーいく、すりー! ばったー、あうっ!」
レイ 「えー! そんなー! うそー!」

 嘘と言おうが抗議しようが、きっちりストライク3球が決められ
てしまった。それも、かぶり気味に構えるレイちゃんの胸元に。確
かに思い切り前傾姿勢で構えるバッターに胸元鋭く切り込む球を打
てと言う方が難しい。球威もスピードはそうは無かったものの、今
回は鈴凛のコントロール勝ちと言えよう。・・・しかし。

レイ 「ま、つまりネタが尽きたって事かもね。じゃ、次のまこ
    ちゃんの敵じゃ、もう無いかな?」(負け惜しみ度10)

 そう。既に会は4回を数え、これまで変幻自在の奇策でセーラー
チームを翻弄してきたシスプリチームのエースこと鈴凛だったが、
如何せん打者1巡し奇策のネタも切れがちだった。メカ鈴凛の様に
全くの正攻法の力押しが出来るなら苦労はないものの、超技術を除
けば一介の中学生にしか過ぎない彼女にそうそう歴戦の勇者たちを
翻弄し続けるのは、あまりに難しかった。次は打たれる。そう覚悟
し唇を噛む鈴凛。迎えるバッターは、メカ鈴凛をして押さえ切れな
かった彼女、まこと。なにやら打ち気満々。どうやら立ち直ってく
れたようだ。ほっとして、鈴凛が微笑み、言う。

鈴凛 「・・・まことさんなら、しょうがないかな?」

 もう打たれる事を半ば覚悟して、まことが打席に入るのを待つ。
が、打席に入ろうとしていたまことがふと不信そうな顔をし、そし
てあぁと合点が行った様な表情を浮かべると、鈴凛にこう言った。





まこと「鈴凛ちゃーん、





    お姉さんか妹さん?の人と、ピッチャー代わって
    くれないかなぁー?」





 どんがらがっしゃん





 当然、1塁側ベンチは総ゴケ状態。3塁側ベンチでも約1名が
派手にアクションしている。「亜美ちゃん!どーしたの!?」

鈴凛 「ま、ままままままことさん・・・何時から?」
まこと「え?何時からって・・・だって、見れば判るよ?」
鈴凛 「ど、どどどどどど、どーして!?」
まこと「だって・・・あたま。」
鈴凛 「・・・え?」





まこと「鈴凛ちゃんのお姉さん、あたまに蜜柑、乗せてたし。」





 どんがらがっしゃん

うさぎ「え、うそ! わかんなかった! ほんと!?」
美奈子「えー! そんな・・・レイちゃん、気付いた?」
レイ 「うぅん、全然! まこちゃん凄い、よく気付いたねぇ。」
はるか「迂闊だった・・・みちる、何故気付かなかった?」
みちる「はるかこそ・・・そうね、ひょっとしたら・・・」





せつな「あたまに蜜柑くらいじゃインパクト不足だと言う事ですね。」





 納得した3塁側ベンチの視線が、1点に集中する。いや、正確には
並んだ2点に。





うさぎ「・・・え?なぁに?」





 はぁ、とため息をつく1塁側ベンチ全員(約1名おだんご頭除去)。
ちなみに何故3塁側ベンチが気付かなかったかとゆーと、

兄ちゃ「・・・・・そんなバカな。」

 この人に多くを求めてはいけない。また他の妹たちが、兄ちゃん
以外の者を注視しているかどうか、に付いても(爆)。

爺や2「ピッチャー交代! 鈴凛に代えて、鈴凛!」

 そんな訳でシスプリ側投手交代。なおメカ鈴凛は鈴凛と同一人物
と言う事で登録省略(爆)扱いになっていたと解釈され(おぃ)、交代
は任意となった。但し「同一人物が同じフィールド上にいるのはお
かしい」との事で、どちらか一方しか登場できない不便さはあるの
だが。例えば鈴凛がランナーで出ている時にメカ鈴凛がバッターで
登場、と言うのは不可。この件に関する地場衛監督のコメント。

地場衛「・・・・・そんなバカな。」

■4回表1アウト|1|2|3|4|5|6|7|8|9|− ■
■Sailors|0|0|1| | | | | | |1 ■
■Sisters|2|0|1| | | | | | |3 ■
■ NEXT:まこと・はるか・みちる ◆ マウンド 鈴凛(メカ)■

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また途轍もなく長くなってしまったので、一旦切ります(^^;)。では。
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