御久し振り、PARALLAXです。

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私信:年度末〜年度始めの業務も漸く段落しそうになりまして、な
   んとか此方へ帰ってこれそうです。が、まだまだ予断を許さ
   ぬ状況ですので、このシリーズもどうなる事やら(^^;)。
   ろくな挨拶も出来ずにNetから離れてしまい、多くの方に
   御心配と御迷惑をお掛けしました事を、此処に御詫びします。
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"S. GOTO" <goto.shinichiro@tx.thn.ne.jp> wrote in message
news:9er4vo$b92$1@news.thn.ne.jp...
> 後藤です

ども(^○^)/。では、続き。

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【突然妄想劇場】瀬戸内少女野球団 球魂一発 北の○○・南の××
        炸裂! 女の意地が、マリンスタジアムに花開く
                         (開幕)
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◆10:00 開幕

 と言う訳で双方すったもんだの挙句に開催日当日(いきなりかぃ!)。
当然これまでには汗と涙で語られる根性と奮闘の練習を積み重ねた
日々がどちらのチームにもあるのだが、それが語られる機会はおそ
らく無いだろう。何故なら、

亜美「冷汗と笑い涙、なんですもん・・・くすん。」
可憐「・・・同、上記、です(;_;)。」

 だから、だそうだ(爆)。

爺や「バトルフィールド、セットアップ! バトルモード、野球!
   チーーーム・シスプリ!ヴァーサス!チーーム・セーラー!
   レディーーーーーーーーーーーッガゥッ!」 かーーーん!

全員「うぉねがぃ、しゃーっす!」(低音)

 主審の爺や(新世紀/zeroモード)のコールと同時に、ホームベース
前へ整列した少女たちの声が此処、瀬戸内マリンスタジアムに響く。
くっきり晴れ上がった青空の下、彼女らの掛け声と共にお馴染みの
サイレンが鳴り渡る。「高校野球なら開会時にサイレンを鳴らすべ
し」との山田太郎(魂の名)がこだわりを見せた逸品だ。今頃甲子園
球場は大騒ぎかもしれない(謎)。ちなみに彼のこだわりは彼女らの
掛け声にも遺憾なく発揮され、最初に「お願い、しまーす。」と
麗々しく言われた掛け声は十数度のやり直しの末、このドラ声に。

地場衛「長かった・・・本当に。」

 涙の白い流れも頬にくっきりと流しながら、夕陽(彼限定)を仰い
で相手チームの監督がベンチ前で感涙している。スポットライトの
様にオレンジ色の陽を浴びながら滝の様に流れる涙を止めようとも
せず滂沱と涙を流し続ける彼(縋りつく巨漢キャッチャーが居ない
のが、何とも不満そう)を呆然と見やりながら

兄ちゃ「・・・そんな、バカな。」

と呟くしかない兄ちゃんだったが、思いは同様だった。と言うのも…


・十番高校チーム、試合日に漸く到着

 瀬戸内の離れ小島に行く筈の十番高校チームが、時差を考えて(?)
3日も前に東京は麻布十番から商店街の出征声援(日章旗小旗・
千人針付き)を受けつつ出発したにも関わらず、何故か試合日当日
になって漸く到着。その際なぜか納沙布岬の土産(プラスチック製
熊のニポポ人形バター飴入り)を持参。方向音痴のうさぎと、地球
の地理にまだ詳しくないせつなが先導した所為からか?と一部で噂。

うさぎ「おっかしーなぁ? だって磁石通りに西に向かったんだよ?」
レイ 「磁石?」
うさぎ「ほら。ちゃんと、あっちが”Nishi”の方向でしょ?」
レイ 「こぉの、おばかー!」

 どげしっ

ぴよぴよ状態で倒れ付したうさぎちゃんが握り締める磁石の磁針は、
確かにきっちり盤面にくっきり浮かぶ”N”の方向を向いていた(爆)。


・特攻野郎Aチーム

 3塁側ベンチへの立ち入りを何故か強行に阻む鈴凛と千影を怪し
んだ兄ちゃんが、妹たちが止めるのも関わらず確認。10分後に、
無線信管で起爆するC4を20kgと、人数分の藁人形(当然、金やら
青やら黒やら緑やらの髪の毛入り・・・どうやって集めたんだ?)
を発見。爆弾劇物処理班(爺やs)を呼んだものの結局役に立たず、
自分で処理。当然、ソウルマン(無論、アフロだ)に。ちなみに事件
名は衛と鞠絵と鈴凛が命名。AチームのAは「アニキ」「兄上様」
「あにぃ」のA。この件に関する計画責任者(兄ちゃん)のコメント。

兄ちゃ「・・・そんな、バカな。」
山田 「違う!其処の台詞は『無様ね』だぁっ!」


・嫌な思い出 R編

 御存知の通り、此処シスプリ学園(嘘)は巨大な人工島に構築され
ている(大嘘)。その為に世話役クローンロボット(通称・爺や)を多
数配置したりとか、街中を歩くモブが多い割には階層を結ぶ回廊の
人通りがNELFの無限エスカレータ並みに少ないとか、海洋生物
兵器として飼い慣らされた鮫が脱走者を阻むべく沖合いを遊弋して
いるとか、病弱な者を心理的負荷が無く監視看護する為に人間以上
(少なくとも兄ちゃん以上)の配慮を持つように遺伝子改造されてい
る犬が居たり(当然、電子メールも出来るのである)とかする島だが、
平和な兄ちゃんと妹たちの前には何ら不可思議な場所ではない。

 が。此処に始めて来た十番高校の彼女たちには、ちょいと雰囲気
が違ったようだ。

はるか「妙な構造の島だな・・・人工島か!?」
みちる「生体改造された海洋生物もいるわ!」
美奈子「見て!同じ顔の人間がいっぱい!」
亜美 「まさか、ダイモーンがこんな所で量産されているなんて!」
まこと「くっ・・・犬にまで遺伝子改造をしやがってる!」
せつな「奇妙です。地の力を感じません。まさか、これは・・・」
ほたる「御父様の作られた人工島と同じ仕組み!」
レイ 「そんな!無限州の基地ごと、あの時滅ぼした筈よ!」
うさぎ「疑っている暇は無いって!みんな、変身よ!」

 おぅっ!

 山田太郎(魂の名)を介し地場衛ルートで兄ちゃんの説得が効いた
のは、暴走したセーラーチームが島の半分を銀水晶の力で吹き飛ば
した後だった。まぁアクシズ(違)の落下すら防いだ銀水晶の影響を
この程度で阻んだのだから僥倖と言えよう。

 なお悲惨な惨禍を得たシスプリ島(嘘)だが、当然のごとく「ぽちっ
とな」と手元のボタンを押す爺やにより、海中から「予備の島半分」
が「ずごごごごご」とか浮上したので、全然問題なかったりする(爆)。


・逆 御傍御用隊

 スタジアムのベンチ裏ロッカーは「メジャーリーグ」等の映画を
見るまでもなく異性禁制の場。通称・裸天国ホテル東洋(意味不明)。
にも関わらず(寧ろこれを好機として)妹たちが吶喊突撃暴走、阿鼻
叫喚の図に。以下に、その代表例のみ記載。

衛  「あにぃ〜、ブラとれちゃったぁ。ホック止めてぇ?
    あ、フロントホックだから。お・ね・が・い(はぁと)」

この辺はまだストレートで可愛いものだが、

可憐 「お兄ちゃん、グローブって、どうやって嵌めるの?手に
    とって私に嵌め(ハメ)て、お願い(はぁと)。」

自分の台詞に言外の意味を持たせちゃう娘とか、

千影 「兄くん、このマントの下の法衣は仕来たりにより、自分で
    脱げぬのだ。すまぬが、脱がせてくれんか?(はぁと)」

んじゃ風呂場ではどうしてるのかね?な娘とか、

咲耶 「お兄様、アンダーウェアが何だかゴワゴワするの。背中に
    手を入れて、直してくれない?あ、ついでに前も(はぁと)」

と露骨に誘っちまってど−するな娘とか、

春歌 「兄君様、どうしても袴を脱がねばなりませんの? 春歌は
    嫌です。どうしてもと言うなら、兄君様がその御手で、
    春歌から脱がせて下さいまし。(はぁと)」

拗ねてる割には目許が潤んでいるぞぅの娘とか、

鈴凛 「アニキー、SFFってこう握ればいいの?手にとって教え
    て欲しいなぁ?(はぁと)」

と手取り足取り腰取り胸取り教えてとセマる娘とか、

四葉 「兄チャマ、レガースが付けられませんですの。チェキして
    欲しいですのっ(はぁと)。」

と短パン生脚(特に太腿)を堂々と押し付け(むにゅ)てくる娘とか、

花穂 「お兄ちゃまぁ、バットってバトンより重いのぉ。やっぱ、
    お兄ちゃまのバットが一番かなぁ(はぁと)。」

お兄ちゃまのバットって何っバットってっな娘とか、

白雪 「兄様、姫のお弁当をお預けしますの。姫と一緒に食べて
    欲しいですの。姫と一緒にぃ。(はぁと)」

一緒に食べて欲しいのは弁当か?それとも?な娘とか、

雛子 「おにいたま!ヒナ、みんなを応援するの!おにいたまも
    一緒に応援するの!肩車なの!(はぁと)」

と肩に飛び乗り生脚で両頬を挟んですりすりする娘とか、

鞠絵 「兄上様、スコアブックってどう付ければ良いんですの?
    教えて下さいまし(はぁと)」

とぴったりみっしり横に密着して座りこみ聞く娘とか、

亞里亞 「.....ZZZZZZZZzzzzzzzzz,,,,,,,,(はぁと)」

すっかり膝枕で寝ちゃう娘とか(おぃ)。

なんだかんだでそれぞれの妥協点を見出した彼女らが敬愛して止ま
ない兄ちゃんを解放したのは、試合開始前ぎりぎりだったとか。こ
の件に関する、世話役担当者のコメント。

兄ちゃ「・・・そんな、バカな。」
山田 「違う!其処の台詞は『無様ね』だぁっ!」
地場衛「・・・それも違うだろ。」

一々論えばこれら以外にも「山田太郎(魂の名)、覗き場所を間違え
DethBornRevolutionを喰らうの図」とか「兄ちゃん、ボキャ貧で敵
チームとオーダー交換に手間取るの図」とか「地場衛、シスプリ娘
達へ『おだてないで下さい』とか『僕が一番上手く』とか『いっき
まーす!』とか様々にクスグリを入れるもののさっぱり通じず、泣
いて帰るの図」とかそりゃもう大騒ぎで色々合ったが、それでなく
とも行数が嵩んでいるので割愛する。我々には時間が無いのだ(違)。

 おっと。どうやらコイントスも決まり、十番高校側の先攻で漸く
始まる様だ。何故か十番高校側はこれだけで満足そう。

みちる「先攻でなければ、力ずくでもぎ取っていた所だ。」
はるか「何をそんなにリキいれてるの?」
みちる「ゲームはすべからく先攻でなければいけないのだ!でなけ
    れば勝率がぐんと下がってしまう。」
ほたる「ねぇねぇせつなママ?はるかパパって何を言ってるの?」
せつな「はるかさん・・・これはトレーディングカードゲームじゃ
    ないのよ?」

 勝負事となるとつい、「ゲームをしないか?」と首から怪しげな
パズルを下げていた頃の前世に戻ってしまう、はるかであった(謎)。


続きはこの後直ぐ! では。
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