後藤です

最後になりました、
第49話「目をさまして!!あやつられたももこ」と
最終話「さよなら魔女見習い」の感想です。

■第49話「目をさまして!!あやつられたももこ」

●アバンタイトル
ももちゃんとマジョモンローとの思い出です。マジョモンローのCVは実
は大谷育江さんなのですが、ハナちゃんと同じ声優さんにしたのは、今回
の伏線かと思ってました。でも、全然関係なかった。

●先々代女王
「やはりあの赤ん坊を野放しにするわけにはいかない……何としても人間
 の子供達と引き離さねば……そのためには……」
先々代女王が目をつけたのはももちゃんです。

●現女王様
それにしても、幻のレシピの正体が人間界のお菓子というのはねえ……写
真を見ましたが、おいしそうには見えない。
現女王様は、どれみ達に同じケーキを作ってもらい、自らが先々代女王の
ところへ赴き、そのケーキを食べさせるつもりだと言います。
「これは賭けなのです。人間界での悲しみに打ちひしがれた先々代女王の
 つらい思い出を呼び起こす可能性もあります。しかし、別な可能性に私
 はかけたいのです。
 先々代女王は森に去る前にレシピブックの最後のページを破り、マジョ
 ロクサーヌの記憶を消していきました。それは何故かと私はずっと考え
 ていました。きっとそれは全てを忘れるため。先々代女王は深い悲しみ
 とともに人間との楽しい思い出を、人を愛する気持ちまで否定してしま
 ったのです」
「もとはと言えば、深い悲しみを他の魔女達に味わわせないために行った
 人間界との断絶」
「魔女ガエルの呪いも、人間に絶望したが故の産物。果たして……」
「だからこそ、だからこそ、夫との思い出のケーキを先々代女王に食べさ
 せることができれば、忘れていた何かを思い出してくれるかもしれない。
 私はそう考えているのです。食べさせることが出来れば……」

●今回の唯一の笑い所
「ねえ、どれみちゃんなら判るんじゃない?いっぱい恋してるし」
「……うまくいったこと、ないんですけど……」
「……」

 ぴゅーーーー…………

といっても、あまりの深刻な展開に、笑えませんでした。

●ケーキ作り
どれみ達はハナちゃんをソファに寝かせて、ケーキ作りに取り掛かります。
何故ぽっぷちゃんがこのときにいなかったんだろう?とも思いましたが、
いたとしても先々代女王の魔力には適わないから、同じか。

●のろいの魔法
ももちゃんに呪いをかけるために、他のおジャ魔女達を次々襲い、気を失
わせます。
「ももこ……私の願いをかなえなさい……そうすればお前の願いをかなえ
 てやろう……」
かくてももちゃんは先々代女王の呪いにかかってしまいました。

●かけられた呪い
呪いと言うよりは、夢を見させられているようです。
呪いの中で、ももちゃんは誰よりも大好きなマジョモンローと再会します。
コブの痛みで、現実と区別がつかなくなっているももちゃん。マジョモン
ローが本来の姿でももちゃんに会えること自体、既に非現実なのですが。
現実のももちゃんはハナちゃんを連れ去ります。

●呪いの森へ
やっと気が付いたどれみ達は、事態を把握し、2人を救うべく魔女の森へ
と向かいます。

●長い夢
「本当にだいじょうぶ?」
「うん……ちょっとこんがらがってただけ」
「本当?」
「ほんと、ほんと。本当にだいじょうぶだよ。よく覚えてないけど、夢を
 見ていたんだよ、きっと」
「ならいいけど……」
「……どんな夢だったのかな。とっても長い夢だったような気がする……」

●忘れてはいけないこと
「ももこ」
「……」
「ももこってば」
「……な、なに?」
「……それ」
「ああっ……ごめんなさい……」
「まだ考えてるの?」
「うーん……忘れちゃいけないことだったような気がするんだけど……」

●謁見の間
事態は元老院にも伝わりました。女王様は自分ひとりで魔女の森に行くと
言います。

●ももちゃん発見
どれみ達はももちゃんを見つけましたが、呪いがかけられているため、近
づくことができません。しかも、自分達の魔法では止めることもできませ
ん。
「あかん……勝負にならへん……」
「これが先々代女王様の魔力……?」
「やっぱり私達魔女見習じゃ……」
「そんなことないよ」
「え……?」
「あれはももちゃんなんだよ。頑張ってもとに戻さなきゃ!」

●一生忘れない
「……いいの?お店閉めちゃって」
「いいのよ。こういうときは気分転換が一番なんだから」
「……うん
 ……だめ、思い出せないや」
「だいじょうぶよ、あせらなくても。きっと思い出せるわ」
「……ありがとう」
「ねえももこ、ながーいこと生きてるとね、いろんなことが起きるわ」
「……」
「つらいことや楽しいこと、悲しいことや嬉しいこと、そりゃもういろい
 ろね。
 時間っていうのは不思議でね、そういうことぜーんぶ含めて心の底の方
 に押し流していくの。忘れてしまうこともたくさんあるわ。
 でもね、それがももこにとって本当に大切なことなら、きっと思い出せ
 るわ」
「マジョモンロー……」
「私はあなたを一生忘れない」

●マジカルステージ
マジカルステージの一撃は、確実にももちゃんを捕らえました。その後も
個々のジャブ的魔法により、夢の中で徐々に忘れてはいけないものを思い
出しました。
初めてのクラスで出会ったどれみ(第1話)、
優しく日本と外国との違いを教えてくれたあいちゃん(第3話)、
砂浜で遊んでくれたはづきちゃん(第23話)、
台本の読みあわせをしてくれたおんぷちゃん(第18話)
……自分はみんなの中にいた。そしてもう一人、
遊んであげたハナちゃん(第6話、第32話)。

「思い……出した……」
「そう、よかったじゃない」
「うん……」
「で、どんな夢だったの?」
「日本に行ったの……そこにはどれみちゃんっていう女の子がいてね……
 あ…………!
 それだけじゃないわ……



 ……あ、あ……」
「ももこ……」
「あたし、一緒にいたの……優しくて、楽しくて、暖かいあの場所に……
 ……これは夢じゃないの?



 ……そうだ、これは夢なんかじゃない……
 それと、もう一人……



 …………ハナちゃん!」

●マジョモンローとのお別れ
「……もう、行くのかい」
「……うん、もう行かなきゃ」
「そう……」
「ねえマジョモンロー」
「ん?」
「もう一度だけ、抱っこして」
「……」
「……マジョモンロー!
 ……ずっと、ずっと、忘れないから……わたし、忘れないから……
 ……マジョモンローの匂いがする」
「元気でね」
「……え」
「ありがとう、ももこ……」

●再会
呪いは砕け散りました。

「ももちゃん」
「よかった」
「聞こえたよ」
「え?」
「みんなの声、聞こえたよ……ありがとう……」

●先々代女王のうめき声
あー、なんか、いとも容易く呪いが破られてるので先々代女王も万策つき
かけてるかもね。
「えんえんしてる」
ハナちゃんは先々代女王の声をうめき声のする方に行ってしまいます。

●総括
今回の、ももちゃんにかけられていた呪いですが、もちろん呪いを解いた
のはどれみ達の努力ですけど、その呪いの中にでてきたマジョモンローは
ももちゃんに心理操作を施すような行動設定を施されていませんでした。
すなわち、ももこが接してきたのと全く同じマジョモンローだったという
わけで、実はここにも救いがあったような気がしました。ももちゃんの記
憶に生きているマジョモンローは、夢の中でもももちゃんに大切なことを
教えてくれる存在だったので、どれみ達の心もとない魔法によってでも、
最終的には自分を取り戻すことができた、というふうに解釈できるかもし
れません。
また、マジョモンローとももちゃんとの会話の「間」のとり方は、今回の
注目すべてき点ではないかと思いました。絶妙な間の取り方は、無言なが
らも会話しているかのような妙味をかもし出していました。
結局トゥルビヨンは完成していないようですが、お菓子、食べるのかしら?

●予告
3年目ともなると、何に「さよなら」するのか、判らないね。魔女見習い
からさよなら、っていうのは、そういう制度がなくなったってことか?あ
るいはどれみ達が正式な魔女に……。ハナちゃんの衣装が一人だけどれみ
達とデザインが異なる当たりに、ヒントがあるのかも。

「先々代女王様の思い出のケーキ、心を込めて作りました」
「食べてみてください!」

■最終話「さよなら魔女見習い」

●アバンタイトル
前回のリピートでした。

●お城
女王様は先々代女王のところへ向かおうとしますが、門番のマジョリンに
止められます。あとから元老院メンバーが追っかけてきました。
「ハナやあの人間の子供達は、魔女界全体にとっても大切な『たからもの』
 です」
メンバー全員がお供につくということで、マジョリンは納得して門を開け
ました。女王様の言うことがきけなくて、元老院の言うことなら聞くのか!?
反逆だ(違)
ぽっぷちゃんは連れて行ってもらえませんでした。マジョロクサーヌは元
老メンバーではないようですが、もちろんついていきます。

●呪いの森の中
ハナちゃんは泣き声のする方に向かいますが、どれみ達に、先々代女王は
恐ろしい魔女であると諭します。しかし、
「ううん、えんえん」
「えんえん?」
「泣いてるってことじゃない?」
「だれが?」
「おばーたん」
「おばーたん?」
ちなみに、「おばたん」だと某三歳児。

●遭遇
眼前には先々代女王の姿が。もっともこれは、深い悲しみが生み出した幻
影ですが。
「ハナちゃん、見たやろ。先々代の女王様は泣いてへんで」
ところがハナちゃんの指差す方向は、奥の絶壁でした。
「あっち」

●落雷攻撃
先々代女王の繰り出す攻撃は、どうも瑣末に思えてなりません。万策尽き
た証拠でしょう。まずは雷雲を作って落雷攻撃。
「カミナリ様におへそ食べられちゃうよー!!」
「あんたほんとにアメリカ育ちか?」
こんな状況下でもジョークが出ているあたり、あまり深刻な状況とも考え
ていないような気がします。
おんぷちゃんの魔法で避雷針を出して、解決。
「おんぷちゃん、ナイス」
「ないしゅ、ないしゅ」

●ヘビ攻撃
次は、雲をヘビに変えました。「マムシ」と言われてもピンとこないもも
ちゃん以外は怖い怖い。
「マムシって、虫じゃないの?」
何故ヘビがボケに反応するんだ!?みんな避雷針によじ登ります。
「ももちゃんのおかげで冷静になれたわ。あいちゃん、この毒蛇、マムシ
 じゃなくてハブよ」
「ミントとかの?」
「さら、ハーブやー!!」
はづきちゃんが魔法でマングースを出して、これも解決。ハブとマングー
スの雑な対決です。本当はこんなもんじゃないんだけどなあ……
「はづきちゃん、ナイス」
「ないしゅ、ないしゅ」

●対話−ももこ
先々代女王が次の攻撃を繰り出そうとすると、ももちゃんが
「ストーップ!」
先々代女王は攻撃を中断。
「女王様だった魔女がそんなことしちゃだめだよ。あたし、女王様の悲し
 い気持ち、よくわかるよ。大事な人を亡くしたときって、とってもつら
 いよね」
「お前達のような人間に、私の気持ちがわかるはずがない!」
「そんなことない!
 あたしも、家族のように愛していたマジョモンローが目の前で死ぬのを
 見たよ。マジョモンローはももこのこと、とっても優しくしてくれた。
 死んだとき、胸が張り裂けそうになるくらい、very,very,悲しかったよ。
 でも今は、どれみちゃん達が励ましてくれるし、もも、悲しくないよ」
「ももちゃん……」
「何故悲しくないか判る、女王様?
 あたしが悲しくないのは、今でもマジョモンローの楽しかった思い出が
 いっぱいいっぱいあるからだよ……マジョモンローとの思い出は、全部
 あたしの『たからもの』だよ……思い出を忘れない限り、マジョモンロ
 ーはあたしの、ももの心の中で生きてるよ……
 女王様だって、ももと同じじゃないの?」
「……私の心の中には、楽しい思い出など何一つありません……あるのは
 深い悲しみと人間を愛してしまった後悔だけです……」

●先々代女王の悲しみ
「しゃーぷっ」で語られていますね。不慮の事故で夫を亡くし、親子2人
で生きていこうとするも、自分は年をとらないため次第に周囲に疎んじら
れ、絶望の中、最後の希望であった最愛の息子の、年老いて死んでいく姿
を見とらなければならなかった、悲しい記憶……(;_;)
……ところで、水晶玉を破棄して魔女をやめたら普通に人間として暮して
いけたのではないかと思ったのですが、違うのかなあ。また、深い悲しみ
が人間への恨みに転化して、「人間抹殺」という方向に走らなかったのは
いささか疑問ですが、それは自分の家族を愛していたからでしょうか。閉
じこもっているだけじゃ、ただの自閉症だものねえ。
「あんな悲しみを味わうのは私だけでたくさんです!」
「悲しいのはよくわかるよ。でも、だんなさまを愛していたとき、幸せだ
 ったんじゃないの?」
「だまりなさい!」
女王様の攻撃を、かろうじて避けました。
今度はどれみが先々代女王と対峙。あいちゃん達に魔法は使わないで、と
言い、あくまで対話にこだわります。
「ままいじめちゃいや!」
ハナちゃんは応戦しますが、どれみにたしなめられます。
「ハナちゃん、魔法を戦いのために使っちゃだめだよ。今度使ったらめっ
 めのめっ、だからね」
でも、ママをかばったハナちゃんはえらい(^_^)

●対話−どれみ
「先々代の女王様、あたし達はあなたと戦う気なんてないんです。むしろ
 その反対に、仲良くなりたいんです」
「お前はこの私が怖くはないのか?」
「怖いです。足もすくんで上手く歩けないし、心臓もバクバクいってる。
 でも、女王様と仲良くなりたいんです!
 あたし、マジョリカが大好きだし、ハナちゃんを育ててから、魔女のこ
 とが大好きになりました。だから、先々代の女王様とも……」
「嘘をつくでない!」
「嘘なんかじゃありません!その証拠に、あたし達、女王様に食べてもら
 いたいものがあるんです」
「どれみちゃんの言うとおりや」
「女王様にわたし達が作ったケーキを食べてもらいたいんです」
「お願いです」
「お願い、先々代の女王様」
意外と好かれているんですね、マジョリカ。徐々に説得に応じてしまって
いる先々代女王。

●女王VS先々代
女王様と元老魔女がやってきました。手にしているのは……自分の水晶玉?
床に落として沈めました。自ら壊すのかと思ってびっくりしちゃいました。
先々代女王に上訴です。
「先々代の女王様、どうかこの子達の願いを聞いてやってくださいません
 か」

●マジカルステージ
一瞬、トゥルビヨンを魔法で!?と思ってしまいましたが、キッチンを魔
法で出すのでした。「MAHO堂」というこだわりがあります。

●ケーキ作り
失敗はないようですね。なんだ、やればできるじゃん>どれみ
如何に、普段が不真面目だったかということでしょう。

●いとしのトゥルビヨン
「ままがちゅくったの」
ハナちゃんが直接、先々代女王に食べさせてあげます。つまみ食いをして
はいけません。ハナちゃんが直に先々代女王に近づいたので、周囲はヒヤ
ヒヤもの。でも、
「おいしいね。はい」

●蘇る思い出
夫のプロポーズ、幼い息子との日々、そして年老いた息子の死……全てが
この一つのケーキで結ばれていました。
よく考えてみたら、男性のCVはこの2人だけでした。もともと女性上位
なアフレコ現場でしたが、寂しかったろう。
「まさか、人間の、しかも子供達がこのケーキを作るとは……」
人によって「トルビヨン」「トゥールビヨン」と、一定していない。

●呪いからの解放
先々代女王の落涙とともに、オルゴールの調べ、そして森の呪いからの解
放。森は緑を取り戻しました。ライフウッド、ラブシュプリームの花まで。

●先々代女王の真の姿
オルゴールの音の聞こえる方向へ行ってみると、そこには先々代女王の本
来の姿がありました。絶壁じゃなくてライフウッドだったか。
「おばーたん、さっき、えんえん」
「えーーっ!?まじ!?」

●結界
女王様が魔女ガエルの呪いを解くよう説得しようとしたとたん、オルゴー
ルのフタが閉じて結界が。
まだ、本当に心を許したわけではなかったのでした。
「やっと魔女ガエル達を、元の姿に戻してあげられると思ったのに」
「あきらめるのはまだ早いですよ、どれみちゃん」
「女王様……?」
「あなたたちの作ったケーキのおかげで、先々代の女王様の幻や呪いの森
 を消し、真のお姿を見るところまでこぎつけたのです。女王様を覆って
 いるあの茨を取り除けば、魔女ガエルの呪いが解ける日も近いと思いま
 す」
ぽっぷちゃんが駆けつけました。マジョリカは吹っ飛ばされましたが、あ
いちゃんに足で止められました。本当に愛されてるのか!?

●どれみ達、魔女に!?
女王様は、改めて元老院魔女達に多数決を求めましたが、これは反対者な
どいないだろうという自信の現れです。
「ということは、今日からあたし達は魔女……」
「やったー!」
「いぇーー!」
どさくさにまぎれて加わっているぽっぷちゃんはまだだよ。
女王様の馬車で送ってもらいました。
「……でも、私達水晶玉がないままよ」
「だいじょうぶだって。女王様が魔女だって言ってるんだもん。水晶玉も
 何とかしてくれるよ、ぜったい」
「だよね、だよねー」
この話をここでわざわざ取り上げている以上、伏線であることは間違いあ
りません。

●次期の伏線
ライフウッドから、何か発光体が。

●提供クレジット
オヤジーデも、これで見納めかもしんない……そう考えると悲ぴー(;_;)
憎めない奴でした。

●総括
そうか、EDの「たからもの」って、こういうことだったのね。その人に
とってかけがいのないものはこれ全て「たからもの」ということです。今
回は本編で頻繁に使われていました。ももちゃんの思い出も、先々代女王
の思い出も、無くしてはいけない大事な「たからもの」。
かくして、どれみ達は魔女に……!?ほんとかいな。過去シリーズの最終
回と異なり、思いっきり次期への続きが強調されています。さすがにどれ
み達に三浪させるのは酷だと判断したのでしょうか。しかし水晶玉の件は
間違いなく次期への伏線でしょう。しかも、女王様達も、自分達の水晶玉
を回収してないんじゃないの?どれみのことだから、ぬか喜びって感じが
します。
ただ、シリーズとしては次期を以って最後となりそうな気がしました。今
回で、先々代女王の深い悲しみは拭い去れたようではありますが、心を閉
ざしている点は変わりなく、おそらく次期でそれを解決していくのでしょ
う。それと、ハナちゃんの見習い修行とを絡めて。正規の進級試験を受験
するのでしょうが、ぽっぷちゃんとどっちが早く試験に合格できるのでし
ょうか?
レコード会社もMMVで固定されたようですから、シリーズが新しくなる
たびにレコード会社も変わるというという、版権上の心配をする必要はな
さそうですね。よかった。

●後書き−「どれみ」の世界観について
物語は後1年続きますが、3年間を振り返って雑感を述べます。この作品
の特徴は、脇役キャラであっても決して手を抜いていないということにあ
ります。クラスメート全員にCVを割り当て、時には彼らを主役にしたエ
ピソードを設けるということは、すなわち主人公どれみ自身だけでなく、
その周辺も物語には重要なファクターであることを示してます。
ここまでする必要が、時代の要請としてあったようですね。もちろん視聴
率を意識していることは確かなのですが、今の小学生がかかえている問題
を取り上げたこともあり、社会的意義の方が大きいと思います。
よりリアルに、より等身大に登場人物を作り上げていくことの方にポイン
トを置いていたので、魔女っ子ものとしては極めて異色でした。魔法が申
し訳程度にしか使われないことも多々ありましたが、重要なのは登場人物
の成長を描いていくことであり、それは至極当然なことと思います。
おそらく話の流れとして、魔女界は消滅するものと思っています。しかし、
どれみ達には少女期の重要な思い出として残っていくということになるで
しょう。そもそもどれみが魔女になりたかった動機は極めて不純ですから。
あるいは目的は達成されるかもしれない。
後は……どうでしょう、どれみ達を中学生にして思春期特有の話題や、え
っちな話題もとりあげてもらうとか。でもあまり長くやるのはよくないで
すね。引き際を大事にすべきでしょう。

●後書き−「どれみ」記事について
私が本記事を起こそうという気になったのは、そもそも「どれみ」の記事
がなかったからなのですが、私自身の初めての感想書きということもあっ
て、一年間続けられるものなのかどうか、ということの挑戦でもありまし
た。他人の投稿を見ていると、初回から最終回まできちんと感想が書ける
人もいれば、最初のうちだけ花火のように景気よくあがったと思ったら、
途中で消えてしまったケースもあったりとさまざまでしたので、続かなく
なった原因としてはいろいろなものがあるでしょうけど、さて自分はどう
なのか?ということを本記事によって試してみようという気になったので
す。
記事を書く上で留意したのは、素直に感想だけを述べるように努めること
でした。本来ネットニュースの感想記事というのはそうあるべきだという
考えがありましたので。いや、そもそも薀蓄や評論では一年間もたないで
すし、ネットニュースを日記や私信代わりに使うなんてもっての他ですし。
と言いつつ、結局戒律は守れなかったけど。随分私信に使ったっけ。余談
作りが結構大変だったですね。極力情報公開という形にしたかったんだけ
ど、愚痴が混じってしまって。
物語の内容に触れようとするとなかなか難しいものですが、幸いにも「ど
れみ」は2年間の蓄積があったので、物語の説明に困ることはありません
でした。
まあ、なんだかんだで結果は、記述スタイルが確立しなくて記事ごとのば
らつきが激しかったものの、最後までできたということで、やればできそ
うだな、という感触がつかめました。この間、別の作品にも手を出してお
りまして、ひどいときは一週間4本を2ヶ月近く続けて書いていたという
経験もしました。素人が生意気にも。ごめんね。
私、実は密かに「アギト」を見ていまして、もちろん特撮ニュースグルー
プの「アギト」記事も読んでいました。フォローするには知識が不十分な
のでリードオンリーでしたが。あちらの場合、前作「クウガ」から2年間
続いているんですが、現在の書き手は3代目の方です。そのように後を受
け継ぐ方がいるというのは、感想記事としては理想的ですね。余談ですが、
「アギト」は面白かった。今までの仮面ライダーの中でもっともドラマ性
が高かったと思います。善悪の構図がはっきりしていなかったのもよかっ
たし、人間同士の葛藤の方が主だったので。小沢さんの大学教授も衝撃で
したが、尾室くん、1年であんなに偉くなれるとは……G5、見てみたか
ったですね。
あと、当初は妄想もおまけとしてつけていたのですが、モチベーションを
維持するのが難しくて、結局やめてしまいました。それ以前に「どれみ」
の妄想って、やっててもあまり面白くないことに気づいてしまいまして。
今後も続きを書くことはありません。

●謝辞
一年間のお付き合いありがとうございました。フォローしていただいた皆
さんには感謝します。特に、石川彰夫さんには最後までずーっと支えてい
ただきました。石川さんには方々でお世話になっておりまして、感謝の意
はとても言葉では言い尽くせません。ありがとうございました。
そう言えば、初期によく投稿していただいたととかる改さんと政宗さんは
お元気かなあ?もう忘れられただろうなあ……

●次期について
次期「ドッカ〜ン!」ですが、いくら期間が一年と限定されているからと
いっても、毎週というのは疲れるので、面白い回だけトピック的にとりあ
げることにしますので、どうかよろしくお願いします。とりあえず、初回
はやるつもり。番宣におけるハナちゃんの「ないしょだよーーん!」とい
う大谷さんのCVに何か萌えそうなので。

●次回予告「どれみびっくり!新しいおジャ魔女」
ということで、次回予告を。
MAHO堂が何の前触れも無く突然雑貨屋に変わるそうですね。

「あたしたち、ついに今日から6年生!」
「でも新学期早々、教室がめっちゃ騒がしいな」
「知らない女の子が教室にいるんですって」
「あ、ママみーつけた!」
「あ、あたしのこと!?」
「ど、どれみちゃんに!?」
「こんな大きな子供がいたなんて!!}
「あ、あたし知らないよー。あなた、誰?」
「へへへ、わかんない?」
「『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』、
 『どれみびっくり!新しいおジャ魔女』。
 ピュアピュアドリーム、でっかくそーだて!」

--
s.goto
goto.shinichiro@tx.thn.ne.jp

#
#今月号のまほろさん
#ストーリー上の進展はありませんが、とっても悲しいお話です(;_;)
#ぴよちゃんに、自分達の運命を重ね合わせてしまったのか……儚い生命
#しかももう残り200日を切ってしまってる……
#
#ふと思ったのですが、続編はおそらく「みなわちゃん」編からスタート
#で、「はよっぱよっ」も「まぼちゃん」もカットされると見ました。
#