後藤です

今回は、私が投稿します。
第24話「みさきに届け!この想い虹を越えて」
以下、ご興味のある方だけ。

なお、
第25話「運命の再会 涙に濡れたエンジェル」は石崎さん、
最終話「天使の翼よ!私とヒカルをいざなって」は私が投稿します。
よろしくお願いします。

本編中繰り出されるアテナの必殺技「アストラル・エミッション」ですが、
ニュータイプ誌では「〜・ミッション」となってました。間違ってるぞ。
字義からして、電子のカタマリ(笑)みたいなものなのでしょうか。

ところで、皆さんは来年のカレンダーは何本購入される予定ですか?
私は試算してみたところ¥15,000もかかるんですよねえ。
1本も使いもしないのに…………(>o<)

CTRL+Lはできないので、改行します。
改行ネタを一応用意したんですが、オマケに回しました。今回は、これし
かないでしょう。

未
来
を
開
け
!
ア
テ
ナ
の
翼
よ
!
b
y
シ
ュ
ウ
∧
K
.
I
n
o
u
e
∨

□粗筋
 いっちゃんが、ついに萩子さんにプロポーズします。男を見せてくれま
 した。その包み込むような優しさに、涙なみだの萩子さんも少なからず
 想っていたとは思いますが、いい返事が聞けることでしょう。よかった
 ね、いっちゃん。
 前半の半分はその描写で、今回のメインはアテナ対白姫戦。最は「全て
 をかける」決意で望んだのに、アテナの圧倒的な強さに歯が立ちません。
 あるいは負けを悟ったのかもしれませんが、今この時、アテナと戦える、
 その喜びが全てを支配していったのかもしれません。ハイパーモードに
 もならず、全力でフルラウンド、アテナと戦うことを選択しました。
 そして、フィニッシュのアストラル・エミッション、アテナの勝利。と
 同時に、戦いの中で「忘れていたもの」を取り戻した萩子さんは、みさ
 きと向き合う決意をし、ヘッドセットを外し、みさきにその素顔を晒し
 ました。突然の母との再会に、とまどうみさき……母の想いにどう答え
 るのか?

□アバンタイトル
 みさきと萩子さん、お互いが、自分の想いを「出さない手紙」に託して
 います。
 お母さんに迷惑がかかるから出さないみさき、母もまた、同じ気持ちな
 のか、手紙を出せないでいる…………切ないですね。胸が締め付けられ
 てしまいます。
 みさきが虹のことに触れた手紙を書いてますが、この「虹」が後のキー
 ワードなので、これははずせません。
 チビみさきが可愛いのです。6〜7歳くらいかな。そばに置いてあった
 人形が「ヒカル」のモデルですね(名前だけ)。試作エンジェルにも似
 ているような気がします。

□ラブレターを書くいっちゃん「君は俺のチャンピオンだー!」<(笑)
 今回のいっちゃんはガラにもないことをしまくります。どうしたんだ、
 いっちゃん!?でも、持続時間は短くて、すぐにへたれてしまいます。
 紙くずはちゃんと処分したんでしょうね。でないとオガタくんに弱みを
 握られてしまいます。でも、食べるなよ。

□萩子さんへの「直接攻撃」
 決然と、遊園地へ連れて行ってしまいます。おいおい、子供の発想だよ。
 遊園地の名はプリンセスランドらしいですが、エンジェリックレイヤー
 社の系列でしょうか。

□あらら、大胆な……
 いっちゃんに抱きかかえられて観覧車へ。恥ずかしがる萩子さん。
 しかし、決意を固めた男は強いですね。

□「オレは……オレはあんたのそういうところが……好きなんや……」
 観覧車、2人きりの世界です。
 みさきと向き合うことについ意気地なしになってしまう自分を責め、苦
 しい胸のうちを漏らす萩子さんに対して、「自信を持て」と励まし、そ
 して、とうとう告白、しかもプロポーズまでしてしまいます。行き過ぎ
 かも。
 「あんたと一緒になりたい……あんたと一生暮したい……みさきちゃん
  も一緒に……」
 包み込むような優しさ。男の度量を見せてくれました。エライぞ。
 言うだけ言ったら、ああ、へたれた〜。
 まあ、これだけ言って、まさか「ゴメンナサイ」はないと思いますが、
 それだけはやめてね。

□さあ、準決勝第2戦ですが、その前に。
 いつの間にか王二郎のヤロー、みさきちの隣にいるのです。
 みさきちを捨てた虎太郎に、もはや出番はほとんどないのでした。

□「やっぱ、はずせへんかったんやろなあ……」
 はずせなかったのはヘッドセットのことですが、そのことで、いっちゃ
 んは悩んでしまいました。せっかくの告白をどう受け止めてくれたのか?
 ビミョーな返事「ありがとう」…………すっかり、うわの空です。
 藤森さんには見抜かれたようです。女のカン。

□準決勝第2戦。
 「全てをかける」決意の最に、ちょっと弱気の萩子さん。
 稲田夫人に心情を吐露します。この時点では、まだ向き合う勇気がない
 のですね。

□今回のレイヤーはこれだ!「アンコールワット」
 いっちゃん自らの設計により、天候の演出つきなのです。これも後の伏
 線。
 「私はロマンより、突っ込み甲斐のある方がいいのになー」
 これもまた微妙な言い回しの藤森さんのセリフです。まさか、尾形のこ
 とじゃ……

□エンジェル、降臨。
 翼を持っているからといって飛べるわけではないのですね。しかしこれ
 も、高度なスキルなのでしょうか?

□第1ラウンド。
 重量級の白姫が、軽量級のアテナに全く歯が立ちません。軽くあしらわ
 れてしまいます。スピード勝負となると、鈍重さが弱みとなるかと思い
 ましたが、白姫も結構素早い。でも、アテナはその上をいってました。
 劣勢を跳ね返せないまま、第1ラウンド終了。

□第2ラウンド。
 白姫は依然劣勢です。しかし2人とも熱く燃えています。戦いを楽しん
 でいるのでした。
 わかる人にはわかるって感じで、鳩子と王二郎は独自に感じ取ったので
 した。
 一方、いっちゃんは別の何かを感じ取りました。
 「確かに2人とも、ファイトを楽しんどる。しゃあけどあれは、自分と
  戦うとる顔や……」
 白姫がアテナに決定打をくらったところで、第2ラウンド終了。

□インターバル。
 相当なダメージをくらった白姫ですが、最はハイパーモードを選択せず、
 負けを覚悟の上、最後までそのままで戦うことを選びました。アテナと
 の戦いを楽しみたい一心のようです。
 最との熱い戦いに、萩子さんもまた、心を揺り動かされつつあるのでし
 た。
 「何か私が忘れていたものを、思い出させてくれるような気がする……」

□最終ラウンド。
 善戦の展開となりましたが、白姫は結局アテナの敵ではありませんでし
 た。とどめのアストラル・エミッションにより、アテナは勝利します。
 しかしこの戦いで、萩子さんは「忘れていたもの」を取り戻し、みさき
 に自分の想いを伝える決意をしたのでした。それがこのアストラル・エ
 ミッションに込められたのです。白姫は避けもせずにその「熱い想い」
 をまともにくらってしまったのでした。
 でも、やっぱ飛び道具を使うのは反則です。爆発してるじゃん。

□雨、そして虹の演出。
 いやあ、心憎い。不器用な男の精一杯の誠意です。これがダメ押しとな
 りました。

□ついに、ヘッドセットをはずし、みさきにメッセージを送りました。
 「みさき……私は、私は……私はここにいるわ!」
 この衝撃の告白に、静まり返る場内、そして戸惑いの表情のみさき……
 まさか、シュウが自分の母親だったとは……
 本当に、自分勝手な親だ。さんざんほったらかしてたくせに。
 あ、そう言えば既に瀬戸林子はいませんでした。お仕事に行ってしまっ
 たんですかね。

□総括
 今回のキーワードとなった「虹」ですが、これがまた実に効果的でした。
 チビみさきが伝えたかった虹……時間はかかりましたが、「未来のパパ」
 (予定)のいっちゃんを通じて、萩子さんへやっと届いた。その想いを
 受け止め、そして萩子さんも、伝えられなかった想いを、やっとみさき
 へ送ったのでした。まさに虹の掛け橋。珠玉の演出だと思います。
 次回は、これをさらにみさきがどのように受け止めて答えを返していく
 のかが見せ所です。
 今回は変態のいっちゃんが大活躍でした。男の面目躍如でした。
 こちらの返答も、期待したいよね。
 もはやみさきに絡みそうもないおミソ(珠代、虎太郎)はどうでもいい
 って感じの回でしたね。
 常にハイレベルな出来の本作品ですが、ラス前になってさらによくなっ
 てきてます。それだけに、感想を書くのが難しくなっていますが、最初
 からやればよかったなあ。

□次回「運命の再会 涙に濡れたエンジェル」
 本作品のクライマックスです。次回が、「エンジェリックレイヤー」の
 全てと言っても過言ではないでしょう。萩子さんの想いに、みさきはど
 う答えていくのか、演出上の効果も含めて楽しみにしたいと思います。

 み「わたし、怖い……せっかくお母さんに会えたのに、何にも言えへん。
   身体が動けへん……」
 い「アホー!自分、エンジェリックレイヤーから何を教わってきたんや!?
   ……思い出すんや。小手先の言葉なんか、必要あらへん。精一杯の
   気持ちでぶつかれば、自分の想いは必ず通じる。そう信じるんや。」


 この言葉、まるで「将来のパパ」が娘に言っているかのようです。


□オマケSS「はとぴょんの海」(前編)
 すみません、行数稼ぎのつもりで作ったので、一応出させてください。
 最終話感想投稿時に後編をお送りします。

とある地区予選の試合中にて

知世 「いかがですか?」
さくら「うん!レイヤーって、こんなに面白いんだね。私もやってみたく
    なっちゃった」
知世 「全国の玩具屋さんで、絶賛発売中ですわ。おほほほほ」
ケロ 「ったく、商売上手なやっちゃ」

場内アナウンス『次の対戦は、イーストコーナー、エンジェル・鈴鹿、
        デウスは奇跡の幼稚園児、小林鳩子!………………』

さくら「へー、あんな小さい子も試合に出るんだ」
ケロ 「年齢も身長も関係ないいうこっちゃな」
知世 「…………」
さくら「どうしたの、知世ちゃん?」
知世 「え……い、いえ、何でも……」

……

いっち「今日は親会社社長の娘が見に来とるからな」
尾形 「御前試合ってわけですね」
いっち「無様な試合は見せられへんで。ええな」
尾形 「もちろんですよ」
いっち「もししくじったら、罰ゲーム『3分で鼻からラーメン』やで」
尾形 「わ、わかってます……」

……

みさき「すごかったね、鳩子ちゃん」
鳩子 「ありがとう、みさき」
虎太郎「全く、我が妹ながら、呆れるくらいの強さだよ」
鳩子 「……」
みさき「どないしたん、鳩子ちゃん?」
鳩子 「みさき、ちょっとごめんね……虎太郎、ちょっと」
虎太郎「はあ?」

……

さくら「すごかったねえ、あの小林鳩子ちゃん」
ケロ 「戦い慣れしとるで。末恐ろしいガキや」
さくら「ガキじゃないよ。あんなに可愛いのに」
ケロ 「あれより上がいるいうんやからな。スゴイ世界やで。ホンマにや
    りたいんか?」
さくら「いや、あの……お父さんと相談して……」
知世 「…………」
さくら「知世ちゃん」
知世 「え?」
さくら「さっきからおかしいよ、知世ちゃん」
知世 「あの、用事を思い出しましたわ。すぐに戻ってきますので」
さくら「あ、知世ちゃん……」
ケロ 「さくら、どう思う?あれは何かあるで」
さくら「そうだね……」
ケロ 「あのガキのことを話しただけで、黙りこくっとった」
さくら「うん……」

 こつこつこつ

ケロ 「……誰か来るで」
さくら「隠れよう!」

……

虎太郎「ええーーっ!?お前の姉?」
鳩子 「そう……来てるみたいなの」
虎太郎「ど、どういうことだ、俺とお前は実の兄妹じゃなったのか?」
鳩子 「知らなかったの?だから、今まで『虎太郎』って、名前で呼んで
    たんじゃない」
虎太郎「知らなかった……」

……

さくら「な、何かすごいこと、聞いちゃった……」
ケロ 「なあ、さくら」
さくら「なあに?」
ケロ 「あのガキの姉って、もしかして知世やないか?」
さくら「ええーーっ!?」

【続く】

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S.GOTO
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