CC Sakura the Movie

じーたんです。「劇場版カードキャプターさくら」の感想です。

はっきり言ってオススメです。僕的にはこの「StarWars E.1」「ウテナ」を越
えるこの夏最大のヒットでした。
#ウテナもなかなか良かったですけどね。

はにゃ〜ん属性な方は勿論、そうでない方にも是非劇場で観て欲しいですね。
それもできるだけ大きくて音響が良さそうなところがいいと思います。
但し小さなお子様に紛れて劇場に入る勇気は必要ですが…(^^;

てなわけでネタバレにつき改頁です。

まず注目したいのはさくらの表情です。冒頭の通知票を覗き込むシーンをはじ
め、遊覧船での「かもめさん×3」そしてラストの遠くを見つめる笑顔、どれ
をとっても生き生きしていてこっちまで思わずはにゃ〜んと…(あ、いかんい
かん。これを書いてるうちにまたはにゃ〜んとなってきた)。

キャラの動きも細かい仕草とかが比較的よく表現されてたと思います。さすが
本放送を休止してまで完成させただけのことはあるですね。ところどころ不自
然な動きがあるのが若干気にはなりましたが…。バードストリートで走り出し
たさくらを見つけて駆け寄る桃矢の肩が変に揺れてたりとか。

香港の街の描写も素晴らしい。特にバードストリートの存在感は見事です。さ
すがロケハンしただけのことはありますね。思わず実際に香港に行ってみたく
なりましたですよ。それにクライマックスでの香港上空決戦は絶対劇場の大画
面で観て欲しいですね。

今回のテーマだったという「水」の描写もなかなか。ウテナの逆さ薔薇園もCG
ならではの迫力がありましたけど、さくらの方はセルなのに立体感を失わず、
透明感もうまく表現できてたんじゃないかと思います。
最後に魔導士が消えるところとかも、なかなか。

次に音響についてです。僕は初日に大きめの劇場で続けて2回と、8/26に小さ
めの劇場で1回観てきたのですが、やっぱり映画を見るなら音響がいい所がい
いと思いました。映画後半で魔導士の水流がさくらを襲うシーンなどでは、大
劇場で観たときは身震いするくらい引き込まれてたのが、小劇場だと同じシー
ンとは思えない程に台無しでしたね。その代わりサラウンドがあまり効いてなく
て画面外のキャラのアドリブ(桃矢とか)がちゃんと聞こえたので台詞の補完には
役に立ちましたけど(^^;

ストーリーについてですけど、最近よくある風呂敷を広げ過ぎて収集がつかな
くなってしまうようなこともなく、いい意味でTV版の延長線上にあるといった
感じで僕は素直に楽しめました。ラストはもうちょっとクロウカードを駆使し
たバトルを観たかったような気もしますが…、さくらの世界観を考えればあれ
でよかったんですかね。

見所は何と言っても囚われの4人を残して一旦撤退を余儀なくされるさくらで
すね。ありがちな展開だと分かっていながらも、恥ずかしながら思わず涙して
しまいましたです。
#また丹下桜さんの声って何故か涙腺が刺激されるんだなー。
#(フランダースの犬では大泣きしてしまったわたし)

あと声といえば魔導士役の林原嬢はこわもてリナって感じでしたが、僕的には
夜蘭役の井上喜久子さんがヒットでしたね。EDロール見るまで誰だか気づいて
ませんでしたが、2回目を観て、はまりまくりでした。

個人的にちょっと残念だったのは、EDロールが始まるとすぐにざわついてきた
り退場し始める人が結構いたということ。こっちはEDテーマを聴きつつ余韻に
浸ろうとしているというのに…。ちなみにEDテーマは皆谷尚美さんの唄う「遠
いこの街で」ですが、なかなか良い曲ですよ。サントラ買いませう。

おかしかったのは大きいお友達と小さなお子様で笑う箇所が結構ずれていたと
いうこと。知世ちゃんの愛情たっぷりギャグには子供達は意外なほど無反応で、
もっぱら笑いを誘うのはケロちゃんの役目でしたね。
ま、もうちょっと大きくなったら分かる日が来るんでしょう。

ついでに敢えて言うなら、「さくら」の後に「CLOVER」をやるのは、ちとどう
かと思いましたです。せっかくほえほえはっぴぃな気分で劇場を出ようと思っ
てたところへ、いきなりあの残酷描写ですから…。特にお子様達が心配でした。

ってなわけで、これから観る人は先に前の回の「CLOVER」を観てから「さくら」
を観ることをオススメしますよ。ってここまで読んだ人ならたぶんもう観た後
だと思いますが(^^;

ちなみに僕はあと1回観てくるつもりです。今度はまた大劇場で。

ほな。

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じーたん
        〜絶対だいじょうぶ、なんとかなるよ(ボイスのカードが集まらないひ…)