日文です。かなり暴走します(笑)

Yoshida Kazuhito wrote:

>  ところで、桃矢よりも小狼のほうがリアクションが面白そうですね。

  とりあえず拾うあたりから、マンガになりそうです:-)

 ある街角。
 学校帰りの小狼が一人で歩いている。
  ふと見ると、ゴミ捨て場に粗大ゴミに混じって少女型パソコンが。
  ずざざざざざざざざざざ。
  と、アセって赤面状態の小狼、30メートルくらい後退する。
  遠くから見ながら観察すること15分(笑)
  動かないことを確認し、物陰に隠れながら10分かけて前進、接近。
  珠から剣をかっこよく取り出して、
  先端でツンツン:-)
  右にいったり左にいったりしながらツンツン。
  「やあ、面白いものを見つけたね李くん」
  との声に焦ってまた50メートルくらい後退。
  見ると、山崎くん。
  「お、面白いものって、山崎おまえそれ何だか知ってるのか?」
  「これはパソコンだねえ」
  「パソコン?」
  「うん、これを使うと、遠くの人とメールのやりとりをしたり、
最新の情報を獲得したり、アニメの馬鹿な創作ストーリーを世間に
流して恥を書いたり(って誰のことかね山崎くん。by日文)、
買い物をしたりできるんだ」
  「へ、へえ……」
  「それだけじゃないんだよ。パソコンを使うと、ごはんがおいしく
たけたり肩凝りが治ったり女の子にモテたり隣の星に侵略できたり
バベルの塔を守ったり、うわあ千春ちゃん、ござと紐なんか持って
何してるのさあ。ああっ、ござで僕を包んでしまうんだね。知って
る?簀巻きは元々、スポーツの一つだったんだよ。古代バビロニアでは
イシュタルの竜という神獣へのお供え物としてみんなでスポーツを
やって見せたんだ。それでみんな自分のお願いを叶えてもらうために
他の人よりすごいことをやろうとして、鎧を着たまま泳いだり扇を
持って泳いだり、いろいろとやったんだけど、その中で一番流行した
のが自分を縛って泳ぐというもので、あれ〜、千春ちゃん僕を持ち上げ
ちゃうなんて、案外力があるんだねえ。ところでそこの川は汚いし
流れは急だし危険だと思うんだけど、うわあ(どっぽーん)」
  すたすたすたすた。
  と、帰っていった千春ちゃんを呆然と見守る小狼であった。
  「……」
  が、ふとわれに返ると、再びパソコンに接近。周囲をチラリチラリと
見回し、誰もいないことを確かめてパソコンをかかえて(この際に、
遠くから話し声がするので慌てて隠れること3回)、
  だーーーーーーーーーーーっ
  と逃げていくのであった。
  無論、CD-ROMが残ってたことなんて小狼は気がつかない。


> ただ、小狼だと起動できなくて話が続かないかも。:-P

  こういう場合、物語を進めるのに便利な「彼女」の登場です:-)

  だだだだだだだっ。
  マンションに帰った小狼は、エレベーターを待つ間に見られることすら
恐れて、階段を一気に駆け登り、部屋に飛び込んだ。
  「あ、お帰りなさい小狼」
  日直で遅かった小狼より一足先に帰ってきた苺鈴だ。
  「ただいま苺鈴……ってなんだこのコゲ臭い匂いは」
  「う……先に帰って時間があるから、小狼が帰ってくるまでに
おやつにホットケーキを焼こうとしたんだけど、西洋菓子って
どうしてもうまくいかないのよねえ」
  「……またか」
  「ごめんなさい……って小狼!その女の子誰よ!きーっ!
私というものがありながら他の女をうちに連れ込むなんて!
あなたとその女を殺して私も死んでやるわ!(注:どうやら
ホットケーキを焼きながら再放送の2時間ドラマを見てた影響
らしいぞ)」
  「ちょっと待て違うぞ!よく見ろ苺鈴!これは人間じゃないんだ
作りものなんだ!」
  「作り物……?(まじまじと見て)本当だ……きーっ!小狼!」
  「うわあ!今度はなんだ!?」
  「私というものがありながら、ダ○○○○フに手を出すなんて!」
  「違うつーの!っていうか、ダ○○○○フなんて、そんなものの
話、誰に聞いたんだ!」
  「大道寺さん」
  小狼の脳裏に浮かぶ、知世の「ほほほほほ」笑い。
  「あいつぅ〜……とにかくこれはそれでもない!パソコンだ!さっき
ゴミ捨て場にあったのを拾ってきたんだ」
  「へえ、これがパソコンなんだ……。ねえ、これ動くの?」
  「さあ、まだ何も試してないんだ」
  「スイッチどこ?」
  「え?さあ……」
  「やっぱり両肩かなあ?」
  「そりゃパソコンでなく人造人間だろ」
  「まあ、こういうのは適当に試していればなんとかなる
もんよね!」
  ぐきっ。
  がぐっ。
  ごげっ。
  「おい苺鈴そんなムチャを」
  ぐがごげっ。
  がきっ。
  ぐげっ。
  ぐがごぎべきっ。
  「あ。……腕が取れてるじゃない。やっぱりこれ壊れているのよ」
  今自分が壊したんだろう、という言葉を飲み込んだ小狼。下手に
逆らうと自分の腕も目の前のパソコンのようになるかもしれないと
思ったのだ。
  「ねえ、これ貰っていい?」
  「え?そんなもんどうするんだ?」
  「拳法の練習台にするの。香港で使ってた道具はみんな置いてきちゃった
から、こっち来て体が鈍ってしょうがないの。ねえ、いい?
  いい?」
  「……好きにしろ」
  こうして小狼に拾われたパソコンは、連日の苺鈴のパンチキックの雨に
ズタボロされ、やがて元のゴミ捨て場に無残な姿を晒したという。

  って私は鬼か?

  ちょびっとやりすぎたので、知世ちゃんバージョンを。

  知世が歩いていると、ゴミ捨て場にパソコンが。
  「まあ、あんなに可愛らしいパソコンを捨てる人がいるなんて。
みなさん、あのパソコンさんを持ち帰ってください」
  と言うと、あちこちに隠れていたグラサンおねーさん軍団が
揃い、テキパキとバンを呼ぶと、パソコンを積んでしまう。
  おねーさんズの一人が、知世に差し出す。
  「お嬢様、こんなものが一緒にありました」
  パソコン用ソフトのCD-ROMだ。
  「これは私が処理を考えますので、みなさんは先にパソコンを
持っていってください」
  「はいっ」
  そう言うが早いか、おねーさんズはパソコンを大道寺家に持ちかえった。
誰もいなくなったのを見計らった知世はCD-ROMを手にとって、
  「これはパソコンのソフトですわね。でもどうせなら、何もインストール
されていない無垢なパソコンさんに一から私の理想通りの教育を行って
いく方が楽しいですわね、おほほほほ」
  とつぶやくと、
  知世の手からCD-ROMが次々と滑り落ち、
  道路に当たって砕けた。

  大道寺家に到着した知世は、パソコンの汚れを落としてからスイッチ
を入れるべく、まずパソコンの服を脱がせ、自分も裸になると、お風呂
に入り、パソコンを丹念に洗った。
  そして、
  「パソコンのスイッチはここ……。でも本当は、その奥にさらに秘密
モードで起動するスイッチが隠されているのです……」
  と一人ごちると、
  自らにアダプター(謎)を装着すると、そのアダプターの先端をパソコンの

って俺は官能小説家ぢゃねーぞ!これ以上書けるか!!
  ああ、いかん。最近CCさくらエロパロ同人再録商業アンソロジーを
買い込んだからそっちの連想に走りやすいことよのお^^;;
  しかしあの手の本では、私のお目当ての苺鈴ちゃんは少ないですねえ。
今まで読んだ数冊の間で3本しか見つけてないし、うち2本は主役じゃ
ないし。唯一主役をはってたマンガもわずか3頁というすきま埋めだし。
苺鈴ちゃんなら、苺鈴ちゃんが「攻」で小狼「受」というゴールデン
パターンが成立するのになあ(激謎)


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◆野火子「これからもずっと背負ってくれますか?」◆
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