Corrector Yui #4 (4/30)

石崎です。

コレクター・ユイ第４話『占いネットで恋の予感』の感想です。

取りあえず改ページ。

　今回は結ちゃんがかわいいですね。まだまだ恋に恋するお年頃の結ちゃんが、瞬
兄さんの事を思っている表情や、恋と使命の狭間で悩む（？）表情が良かったです。
　あ、新しいコレクターズのソフトも登場ですね。

★恋占いネット

（本編より引用）
レイコ　「未来の彼の事を考えてると、こう、胸がキューンとして苦しくなるんだ
よね」
結　　　「え？　レイコも？」
春菜　　「私も、夜眠れなくなる事があるわ」
結　　　「へー、みんなそうなんだ」
アキコ　「うんうん。恋多き乙女の悩み、判る判る。という訳で…」
（中略）
レイコ　「恋占いネット？」
アキコ　「めちゃめちゃ当たるんだって」
（中略）
結　　　（私も…瞬兄さんとの事を占って貰おうかな…。んーダメよ。瞬兄さんに
は、もう恋人がいるんだから）
（引用ここまで）

　冒頭。結が窓から綺麗な夕焼けを見ていると、憧れの瞬兄さんが、女の人と話し
ているのを見かけます。瞬兄さんに彼女がいない訳ないんだよね、と落ち込む結。
　そんな時、学校で昼食時に、アキコから恋占いネットの話を聞く結達。
　どうやらアキコちゃんは、今後この手の怪しいネットを次々と発掘して、次々と
ひっかかる役回りですね。
　結ちゃんも、占って貰おうかと考えますが、恋人がいるんだから、と既に諦め
モード。

★恋と使命を秤にかけりゃ…

（本編より引用）
結　　　「何よ！　あたしはコレクターユイに変身したかっただけだもん。そんな
にあたしが頼りないんだったら、他の人に頼めば？」
（中略）
結　　　「もういい！　ＩＲなんか大嫌い！　消えて！」
（中略）
結　　　「もう。あたしは、コレクターユイである前に、春日結なんだから」
（引用ここまで）

　ＩＲに、恋の悩みの相談を持ちかける結。相談相手を間違っているとしか思えま
せんが、案の定、ＩＲは失恋を忘れるには使命を果たすのが一番と言い出します。
　結ちゃんがコレクター・ユイの役目を引き受けた理由って、変身願望を充足させ
るためだけだったのね。
　使命使命とうるさいＩＲ。頼りないと言われて切れた結は、パソコンのコンセン
トをいきなり外してしまいます。いけません、ちゃんとシャットダウンしなければ
…という知識は結には無いんだろうなぁ。
　パソコンの電源を落とされたＩＲは、コムコンから結に語りかけます。何でも、
ＩＲにも判らない理由で結以外の人間には頼めないらしい。何だそりゃ。
　結がコムコンを腕毎ブンブン振り回したら、ＩＲまで振り回されて目を回す、と
いうのは、良く考えるととっても変。ひょっとして、コムコンの状態が、直にＩＲ
に伝わる機構なのか？
　ＩＲなんか消えて！　と結がいうと、コムコンだけで無く、部屋の電気まで消え
てしまいます。何で？　…と思ったら、この世界では、電源は音声入力でオンオフ
出来るらしい。
　コレクターユイである前に、春日結なんだからって台詞がとっても良いです。

★結局占いの結果はどうなったのだろう？

（本編より引用）
レイコ　「ウジウジ悩んでたって、何にも変わんないよ。未来を変えるのは、自分
次第なんだからさ」
レイコ　「当たってくじけてみなよ。ね」
結　　　「それを言うなら、当たって砕けろだよ」
（引用ここまで）

　占いネット無いで異変が。グロッサー四天王の一人、フリーズ（声：三石琴乃）
が、占いネットを氷漬けにして、占い師のフォーチュナーまで凍らせてしまったの
だ。
　フリーズ…職場のはやたらめったらフリーズしまくるからなぁ（泣）。
　翌日、春菜が男子からプレゼントを大量に貰っていた。要するに、占いネットで、
春菜との相性を占った生徒が、みんなでプレゼントを持ってきたのね。「急に私に
好意を持ってくれたらしいの」と言う春菜ですが、タカシにランチを誘われると、
あっさりそっちについて行ってしまいます。それならプレゼントは受け取るべきじ
ゃないのに。この春菜の態度に、結も「ふぇ〜」と呆れている様子。
　ふと結ちゃんが周りを見回してみると、周囲はらぶらぶのカップルで一杯。「あ
りゃ〜」となる結ですが、気付くと、レイコが勝手に結と瞬の相性占いを始めてい
ます。
　未来を切り開くのは自分自身なんだからというのは正論だけど、だったら占いに
頼る必要は無いですね（違）。
　結に国語で突っ込まれるレイコってば…。
　放課後、教室に結が入ってみると、みんなが占いネットにはまっている最中。し
かし、何かみんなの様子がおかしい。結が春菜の肩を叩くと、途端に元のみんなに
戻りますが、何か変だと感じる結。

★夜のデート

（本編より引用）
結　　　「はーあ。瞬兄さんは今日も遅いな」
結　　　「デート…かなぁ」
結　　　「寝よ。電気、消えろ」
結　　　「コレクターユイか…」
（引用ここまで）

　夜、帰りの遅い瞬兄さん。デートかなぁと考える結。
　このシーンで、さっき電気が消えた理由が、音声入力システムが作動したからだ
と判明します。ここでコレクターユイか…と呟くのはどうしてかな？

★今週の４コマ

（本編より引用）
結　　　「瞬兄さん、その人は彼女なの？」

瞬　　　「いいや、違うよ」
結　　　「そうですよね。あ〜良かった」

瞬　　　「この人は僕の彼氏だよ」
結　　　「がーん」

瞬　　　「だって、僕、女の子だもーん」
結　　　「がーん。がーん！」
（引用ここまで）

　「愛に性別は関係ない」「人を見かけで判断してはいけない」という事を小さな
お友達に教えようとしているんですね。流石は教育テレビだ（全然違）。


★ネット中毒…みんなも思い当たる節あるでしょ（笑）

（本編より引用）
結　　　「失恋しても朝はやってくるのね…ん？」
レイコ　「アクセスしなきゃ…ネット見なきゃ…」
（中略）
春菜　　「も〜信じられません。タカシ君悪趣味ですわ」
タカシ　「今日のラッキーカラーは紫だ。如月こそ、その派手なイヤリング、似合
ってないぞ」
春菜　　「そ、そんな…」
（引用ここまで）

　段々占いネットにアクセスした生徒達の様子がおかしくなってきます。
　レイコは、アクセスしないと不安で一杯のようだし、春菜とタカシは、占いネッ
トの言うままのネクタイ＆イヤリングをしてきて、お互いにけなし合っています。
　教室でもみんなが占いネットに惑わされているのを見た結は、教室のブレーカー
を落として、全員のパソコンの電源を切ってしまいます。
　しかし、レイコもアキコも、ますますパニックになるばかりで、一向に正気に戻
る気配なし。

★グロッサーの野望

（本編より引用）
ＩＲ　　「そうでありまする。グロッサーの一味が恋占いネットを悪用し、絶えず
アクセスしなければ不安になるよう、プログラミングしている様子なのであります
る」
結　　　「やっぱりグロッサーの仕業なのね。でもどうして？」
ＩＲ　　「みどもが考えまするに、その不安の感覚をどんどん短くしていけば、最
終的には、恋占いネット無しではいられないようになってしまうのでありまする」
結　　　「んー。そんな事してみんなをどうするつもりなのかしら」
ＩＲ　　「つまり、アクセスすればするほど、みんなはグロッサーの命令に従うよ
うになって行くのでありまする」
結　　　「そ、そんな！」
ＩＲ　　「結殿、みんなを助けるでありまする」
結　　　「よーし。春日結、正義の味方！　やっりまーす！」
ＩＲ　　「それでこそ結殿でありまする」
（引用終わり）

　自分の力ではどうにもならなくなってから、ようやくコムコンでＩＲに呼びかけ
る結。当然ＩＲは怒っています。
　パソコンの電源を落としたままだから結に呼びかけられなかったと言っています
が、結はコムコンを常に付けているのだから、コムコンで呼びかければいいじゃん、
と思ったのは私だけでは無いと思います。
　グロッサーは占いネットを利用して、人間が占いネットの指示通りに動くように
しようとしているらしい。コムネット上の存在でしかなく、事実上コムネットを支
配しているグロッサーが、わざわざ人間達を自分の指示通りに動くようにして、何
か意味があるのだろうか？　コムネットの支配を確立するために、ＩＲとコレク
ター・ユイを排除するための囮作戦という今までのパターンだと分かり易いのだけ
ど。ああそうか。現実世界の人間達を僕にすれば、春日結を直接抹殺できるか。
　てな訳で、コムネットに入り、占いネットに向かう結。
　ところで、占いネットが異常の原因と気付いているのに、ＩＲが占いネットを閉
鎖しなかったのは何故だろうという事を気にしてはいけない。


★薔薇を見れば思い出す…

（本編より引用）
結　　　「危ないわね！　しもやけになったらどうすんのよ！」
（中略）
フォーチュナー「ユイ。来てくれたのね。待っていたわ。私の未来を変えてくれる
人」
（中略）
フォーチュナー「凄いわ。どんどん未来が見えなくなって行く」
（引用ここまで）

　占いネットに侵入した結とＩＲを出迎えたのは、グロッサー四天王の一人、フ
リーズ。
　フリーズは「オブジェにしてあげるわ」と、吹雪攻撃を加えます。
　吹雪が薔薇の形で突き刺さるのは、某タキシード仮面の薔薇を思い出させます
（多分狙ってるんじゃないかと）。
　しもやけになったらって、凍傷どころか凍死しちゃいますよ。
　コレクター・ユイに変身しますが、結局の所逃げまどうことには変わりません。
しかし、その様子を見て、氷漬けになっている筈の占いネットの占い師、フォーチ
ュナーが、何か言っています。ふ〜ん。ユイの行動は、予測範囲外なのかな。
　ＩＲが攻撃により気絶し、怒ったユイは、コレクター・イニシャライズを放ちま
すが、フリーズの吹雪攻撃と打ち消しあって効果がありません。

★第３のソフト、アンティ

（本編より引用）
フリーズ「鈍いわねぇ。フフフフフ。そんなに鈍感だと恋人にも逃げられちゃいそ
うね」
ユイ　　「ムカ〜。人が一番気にしてる事を。えい！」
（中略）
ユイ　　「花の中二わねぇ、人に恋路を決めて貰わなくきゃならない程ヤワじゃな
いのよ。未来なんか、自分でどんどん作って行っちゃうんだから！」
（引用ここまで）

　気絶したＩＲに、フォーチュナーが語りかけます。実は占いネットの予言者フ
ォーチュナーは仮の姿で、実はコレクターズ第３のソフト、アンティがその正体だ
とか。
　コレクターズの力ならば、こんな所から抜け出すのは訳ないのですが、自分の正
体を隠すためにあえて逃げずにいたとか。しかし、ユイのお陰で、予測した未来が
変わるかもしれないとの事。
　その頃、ユイはフリーズ相手に苦戦しています。武器も飛ばされ、追いつめられ
たユイ。しかし、フリーズの恋人にも逃げられちゃう発言に怒ったユイは、何とフ
リーズの杖の先を掴んでしまい、フリーズがそれを奪い返す際に、杖の先の宝石が
取れてしまいます。ユイは、それに気付くと、宝石を後ろにポイと捨ててしまいます。

★ところでこのエレメントスーツの名前は何てーの？

（本編より引用）
アンティ「あなたに賭けるわ。私たちの未来を変えて頂戴。ユイ！」
（中略）
ユイ　　「判る、判るわ。あなたがやろうとしている事全てが判るわ」
（中略）
ユイ　　「見え見えなのよ。プリプリお姉さん。あんたなんか、ゴミ箱ポイ、ポイ
のポイよ！」
（引用ここまで）

　宝石を取られて怒ったフリーズは、ユイを氷漬けにしてしまいます。
　アンティは、氷から脱出すると、コムコンからユイのコムコンに、何やらインス
トールします。そのせいで、ユイのスーツまでチェンジします。魔法騎士…という
言葉はやはり禁句でしょうか？
　氷の中なのに、どうしてポーズを取ることが出来たのだろうとか、どうしてあの
ポーズを取れば氷の中から脱出出来たのだろうかと、枝葉些末な事を気にしてはい
けない。（いかん記事の書き方がジャンヌ風になってきた）コムネットの中だし、
物理法則は適用されないって事でいいか。でもそれ言ってしまうと、瞬間移動も何
でもありって事になってしまい、難しいところ。
　アンティの力を得たことにより、未来予測の力を得たユイは、フリーズの攻撃を
回避し、コレクター・イニシャライズを放ちます。フリーズは寸前で脱出し、又会
う日を楽しみにしてるわとお約束の台詞を残して去っていきます。

★予測外

（本編より引用）
アンティ「でもねユイ。本当は未来なんて決まっていないものなのよ。この一瞬一
瞬が未来になっていくの」
ユイ　　「で、でも…」
アンティ「さっきあなたが証明したことでしょ」
ユイ　　「そうかな」
アンティ「ダメと思ってもぶつかって行く。そうすれば運命も変わって行くわ」
ユイ　　「本当？」
アンティ「本当よ。未来は自分で変えるものなのよ」
（引用終わり）

　アンティに歩み寄るユイ。握手をすると予測したアンティですが、ユイはいきな
り抱きつきます。何をするのか判らない、私の予測を上回る子だわ。面白いと感じ
るアンティ。
　ダメと思ってもぶつかって行くって、それは確かに正論なんだけど、ジャンヌも
素直に言えば気持ちに気付いて貰えるって感じの事を言って、その通り実行したら
振られてしまったみたいな例もあるんで気を付けよう（原作の話ね）。
　ただ、アンティの場合は、全てお見通しの上でアドバイスしたのかもしれないけど。

★彼女の正体

（本編より引用）
ユイ　　（瞬兄さん。走ったら二人だけの時間が短くなっちゃう）
（引用ここまで）

　アンティの助言に従い、瞬に直接聞いてみる事にした結。研究所にいた彼女らし
き人物にショックを受ける結ですが、実は既婚者であった事が判明するのでした。
　瞬と一緒に帰る結。競争だという瞬に、走ったら一緒にいられる時間が短くなっ
ちゃうと感じる辺りが微笑ましいです。
　でも、絶対に瞬兄さんは妹みたいな存在としてしか結の事を見てないと思うけど。

★次回は…

ユイ　　「自然は素晴らしい！」
ＩＲ　　「急に何でありまする？」
ユイ　　「ホントの事じゃない。はいＩＲ一緒に」
二人　　「自然は素晴らしい！」
ユイ　　「次回、コレクターユイ『届け森の歌声（前編）』見ないとゴミ箱ポイポ
イのポイよ！」

　あら、またまた新しいコレクターズのソフトが登場ですか。テンポ早いですね。
　では来週も、あなたの心にチェックメイト！　だといいですね。

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石崎啓太（E-Mail:keitai@fa2.so-net.ne.jp）